実用間近?空飛ぶクルマ、米当局安全基準に適合 飛行専用モデル発売へ

空飛ぶクルマを開発している米Terrafugia社は、『トランジション(Transition)』というモデルが市場投入に重要なマイルストーンを達成したと発表しました。FAA(米連邦航空局)はTerrafugia社に対し、トランジションの軽スポーツ航空機(LSA)耐空証明書を発行。安全性及び環境適合性の基準に適合すると認められました。

このトランジションは、2人乗りの航空機と自動車を組み合わせたもので、FAAとNHTSA(米運輸省道路交通安全局)の安全基準を満たすように設計されています。LSA認証を取得したトランジションは、現在、米国で合法的に飛行可能な状態にあります。Terrafugia社は初め、飛行専用モデルを販売する予定です。

2022年には道路上でも合法的に走行できるようにするために、デザインを進化させていくと約束しています。正確には明らかにされていませんが、飛行専用モデルは技術的には高速道路での走行が可能であり、あとは規制上のハードルをクリアするだけだと考えられています。

Terrafugia Transition

Terrafugia社の副社長兼GMであるケビン・コルバーン氏は、2020年に同社はパンデミックの影響で非常に困難な状況にあったと述べています。それでも、FAAの監査に合格するために150の技術文書を提出しながら、80日間の飛行試験を完了することに成功しました。

トランジションは、100馬力の燃料噴射式エンジン「Rotax 912iS Sport」を搭載しており、オーバーホールまで合計2,000時間の稼働が可能です。飛行速度は160 km/hで、プレミアムガソリンまたは100LLの航空燃料を使用。標準装備として、Dynon Skyviewアビオニクスパッケージ、BRSパラシュート、4輪油圧ディスクブレーキ、高剛性のカーボンファイバー製ケージ、1台分の車庫に収納可能な折りたたみ式の翼などを備えています。

林 汰久也

愛知県在住28歳♂/ハウスメーカーの営業を経て、IT系ベンチャーのメディア事業に参画。その後退職し、2020年よりフリーの自動車ライターとして活動中/愛車遍歴はマツダ『RX-8』⇒シトロエン『C4』⇒スバル『フォレスター』(今ここ)/ゲームはPS派だが、最近ゲーミングPCが欲しいと思っている。

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