ポルシェは、『タイカン』にエントリーモデルの後輪駆動(RWD)仕様を追加すると発表しました。価格をテスラ『モデルSロングレンジプラス』より安い約81,250ドル(842万円)まで引き下げています。
新型タイカンRWDには2つのバッテリーオプションが用意されています。標準仕様は79.2kWhの「パフォーマンスバッテリー」で、401馬力と344Nmのトルクを発生します。シングルモーターのEVとしては悪くありません。出力を469馬力と357Nmに増加させる93.4kWhの「パフォーマンスバッテリープラス」はオプションとなっています。
0-97km/h加速が5.1秒、最高速度230km/hに達します。最大充電容量は、パフォーマンスバッテリーが最大225kW、パフォーマンスバッテリープラスが最大270kWで、どちらのバッテリーも25分以内で5~80%に充電することができます。
これに対し、ライバルのモデルSは0-97km/h加速3.7秒、最高速度250km/h。ポルシェはまだ航続距離を発表していませんが、モデルSロングレンジプラスの航続距離はEPAサイクルで647kmに達します。タイカン4Sの航続距離が327kmなので、RWDでは400~430km程度になると考えられます。
エントリーモデルという位置づけですが、タイカンRWDには多くの装備が標準搭載されています。アダプティブダンパー、19インチのエアロホイール、エアサスペンションのほか、Apple CarPlayとAndroid Autoの接続機能やOTA(無線)アップデート、ヘッドアップディスプレイも標準装備されています。
インテリアでは、電動調整可能なコンフォートシートを採用。リアに407L、フロントに84Lのラゲッジスペースを確保しています。
2021年モデルのポルシェ タイカンRWDは、2021年3月中旬に米国で発売されます。
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