ウラカンの心臓を搭載 新型「フリーダム」プロトタイプ公開

新興メーカーのイレーション(Elation)は、新型ハイパーカー『フリーダム』のプロトタイプを公開しました。同社初となる市販車で、2022年のジュネーブモーターショーに向け、開発が急ピッチで進められています。最大の特徴は、EVと内燃機関の両方が用意されている点です。

フリーダムは「ドゴ 001」という愛称で呼ばれていますが、この名前はアルゼンチンの狩猟犬、ドゴ・アルヘンティーノに由来します。イレーションはロータス『エヴァイヤ』やピニンファリーナ『バッティスタ』といったハイパーカーに狙いを定めており、ドゴ 001の性格がネーミングに表れています。

イレーション『フリーダム ドゴ 001』

フリーダムの特徴は、前述の通りEVと内燃機関の2種類のパワートレインが用意されていること。ハイパーカーとしては非常に珍しいモデル構成です。

EVバージョンは2つのバリエーションが用意されています。標準では、3基の電気モーターと100kWhのT字型リチウムイオンバッテリーを搭載。全輪駆動とトルクベクタリングを備えたフリーダムは、1,427馬力と1,440Nmのトルクを発揮。航続距離は約483km。

高性能モデルでは4基の電気モーターを各ホイールに搭載し、最高出力は1,903馬力に達します。また、約645kmの航続距離を実現するため、120kWhのバッテリーを採用。イレーションによると、0-97km/hは1.8秒、最高速度は418km/hに達するといいます。

EVの高性能モデルは、エヴァイヤやバッティスタと対抗するにふさわしいパフォーマンスと言えるでしょう。しかし、フリーダムには内燃機関搭載モデルである「アイコニック・コレクション」も用意されています。

こちらは5.2L 自然吸気V10エンジンを搭載。公式の性能数値はまだ明かされていません。しかし、アウディ『R8』やランボルギーニ『ウラカン』とパワートレインを共有しているため、最高出力は750馬力、トランスミッションは7速DCT、四輪駆動となります。

ドゴ 001は来年、本格的にテストを開始する予定です。生産開始は2022年後半ですが、年間の生産台数は25台と少数。EVの価格は約230万ドル(2億3,830万円)、アイコニック・コレクションは約200万ドル(2億700万円)から。

林 汰久也

愛知県在住28歳♂/ハウスメーカーの営業を経て、IT系ベンチャーのメディア事業に参画。その後退職し、2020年よりフリーの自動車ライターとして活動中/愛車遍歴はマツダ『RX-8』⇒シトロエン『C4』⇒スバル『フォレスター』(今ここ)/ゲームはPS派だが、最近ゲーミングPCが欲しいと思っている。

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