プジョー、ル・マン参戦車両のパワートレイン公開 トタルと共同開発

プジョーは、世界耐久選手権への復帰に向けて開発中のル・マン・ハイパーカー(LMH)について、パワートレインの詳細を公開しました。プジョー・スポーツとトタルが共同開発したハイブリッド・パワートレインを搭載し、第88回ル・マン24時間レースに参戦します。

プジョーブランドのCEOであるジャン・フィリップ・インパラートは、次のように語っています。

「ル・マンは自動車界の聖杯であり、同業界での勝者を決めるレースです。わたし達にとって、これは終わりなき汗と涙と喜び、そして今年で25周年を迎えるトタルとのチームスピリットを表しています」

プジョーとトタルのルマン・ハイパーカー『ネオ・パフォーマンス』は、ガソリンと電気のハイブリッド・パワートレインを採用しています。ミッドマウントの2.6LツインターボガソリンV6エンジンと7速シーケンシャルトランスミッションを組み合わせ、後輪を駆動します。

電気モーターが前輪を駆動し、900ボルトのバッテリーから電力を供給します。このパワートレインは、プジョーの愛称で「HYBRID 500KW」と呼ばれています。

LMHのレギュレーションでは、電気モーターは時速120km以上のスピードでしかチップインできないと明記されており、低速時はピットレーンでのみ電気モーターで走らせることができます。つまり、高速コーナーや長いストレートでは4WDで走行し、遅いコーナーやスタートではFRに移行するということです。

ガソリンエンジンから680馬力、電気モーターから272馬力を発揮。レギュレーションでは最高出力が700馬力に制限されているため、電気モーターはオルタネーターとして機能し、ガソリンエンジンの680馬力に20馬力を追加します。センサーが4輪すべての動きを監視し、FIAはリアルタイムでパワーレベルを測定することができます。

トタルの戦略/マーケティング&リサーチ・ディレクター、フィリップ・モンタンテーム氏は次のように語っています。

「ル・マン・ハイパーカー・プロジェクトは、自動車のエネルギーシステム全体の共同開発の可能性を提供してくれます。トタルは今や、パイオニアとしての地位を維持しながら、あらゆるモビリティの要求に応えるマルチエネルギー企業となっています」

このマシンは開発の前段階にありますが、不思議な三本線のヘッドライトとグリーンのカラーリングが印象的です。このハイブリッドV6パワートレインは今後、プジョーのスポーツカーに搭載される可能性があり、期待が高まっています。

林 汰久也

愛知県在住29歳/ハウスメーカーの営業を経て、IT系ベンチャーのメディア事業に参画。2020年よりフリーのライターとして活動開始/愛車遍歴はマツダ『RX-8』⇒シトロエン『C4』⇒スバル『フォレスター』(今ここ)/ゲームはPS派だが、最近ゲーミングPCが欲しいと思っている。

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