テスラ、前輪サスペンションに不具合 米運輸当局が安全性の調査を開始

NHTSA(米運輸省道路交通安全局)は今週、テスラ「モデルS」と「モデルX」の所有者から提起された安全性の懸念について調査を開始したと発表しました。NHTSAによると、左右のフロントサスペンションの接合部の不具合に関する53件の苦情を受けたとのこと。そのうち、11件は走行中に発生したものとされています。

NHTSAは声明の中で、過去2年間で34件の苦情が寄せられており、そのうち3件は高速道路の走行中に発生しているとしています。クルマの所有者から申し立てられた不具合の範囲、頻度、結果を調査する意向です。

調査の対象となるのは、2015年~2017年モデルのモデルSと、2016年~2017年モデルのモデルXの2車種。時間の経過とともに、新車時には表面化しなかった不具合が発生しやすくなる可能性があります。現時点では、テスラから調査に関する公式声明や、リコールの必要性は示されていません。

テスラ車はこれまで、事故時のバッテリーの損傷による火災の危険性を抱えてきました。ドライバーの不注意と運転支援システム「オートパイロット」が道路上の危険を認識していなかったことが原因とされる死亡事故も発生しています。

11月25日、テスラはボルトに問題があるとして、計9000台以上の「モデルY」とモデルXのリコールを発表しました。また、モデルXでは、ルーフのコンポーネントが外れて、事故につながるという問題もありました。こうしたリコールやパンデミックにもかかわらず、テスラの株価は今年600%以上の上昇を記録し、活況を呈しています。

林 汰久也

愛知県在住29歳/ハウスメーカーの営業を経て、IT系ベンチャーのメディア事業に参画。2020年よりフリーのライターとして活動開始/愛車遍歴:マツダ『RX-8』⇒シトロエン『C4』⇒スバル『フォレスター』&ホンダ『クロスカブ50』/ゲームはPS派だが、最近ゲーミングPCが欲しいと思っている。

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