Vクラスの北米版!新型メルセデス・ベンツ「メトリス」発表

新型メルセデス・ベンツ「メトリス」が北米で発表されました。市場によっては「Vクラス」「Vito」「Viano」などの愛称で知られるバンです。フルサイズの「スプリンター」よりは少し小型ですが、フォード「トランジット・コネクト」や日産「NV200」などの中型バンよりはかなり大きいモデルとなります。

新型メルセデス・ベンツ「メトリス(Vクラス)」

新型メトリスに新たに採用されたのは、メルセデス・ベンツの9速AT「9G-TRONIC」で、全車に標準装備されています。現行モデルの7速ATに代わるトランスミッションで、スポーツモードやコンフォートモードなど複数のドライブモードが用意されています。新しくマニュアルモードも追加され、パドルシフトを使って変速することができます。

搭載されるパワーユニットは、現行モデルと同じ2.0Lの4気筒直噴ターボガソリンエンジン。最高出力208馬力、最大トルク350Nmを発生し、後輪を駆動します。

新型メルセデス・ベンツ「メトリス(Vクラス)」

ホイールベースは現行モデルと同様に、2つのサイズを用意。標準仕様は約3.2m、ロングバージョンは約3.4mとなります。一方、パッセンジャー(旅客)仕様は、貨物仕様と同じ3.2mのホイールベースで、最大8人乗りが可能です。

助手席スライドドア、スイングアウト式リアドア、リアリフトゲートなど、さまざまなドア/ウィンドウを選ぶことができます。貨物仕様には、オプションの樹脂製フロアを装着することができますが、一部のモデルでは木製のフロアを使用しています。荷室にはサイドウォールとインテリアパネルにラッシングレールが取り付けられています。フロアには、積載物の固定を容易にするレールシステムも装備。

新型メルセデス・ベンツ「メトリス(Vクラス)」

スタイリングとしては、新形状のフロントグリルとバンパーを採用。クロームメッキのグリルに光沢のあるルーバーを組み合わせることで、個性的で洗練された雰囲気を演出しています。また、ボディカラーには2種類のグレー(グラファイトグレーとセレナイトグレー)とスチールブルーが新たに追加されました。

他のモデルと同様に、メルセデス・ベンツの先進安全装備が搭載されています。アテンションアシスト、ヘッドランプアシスト、横風アシスト、タイヤ空気圧モニター、トレーラーブレーキコントロール、ヒルスタートアシストを標準装備。また、アクティブ・ブレーキアシストとアクティブ・ディスタンスアシスト「DISTRONIC」を初めて設定したほか、全車にデジタルバックミラーを採用し、荷物や乗員を満載した状態でも後方の視認性を確保しています。

インテリアでは、ダッシュボードのデザインを一新し、タービン風のエアコン吹き出し口を採用。シートの素材も新しくなりました。Apple CarPlay、Android Auto、Bluetooth接続が可能な7インチのタッチスクリーン・ディスプレイを搭載。人気の高いキャンピングカー仕様には、プライバシーカーテン、ポップトップルーフ、一体型テーブル、ソーラーパネル(オプション)などが用意されています。

新型メトリスは、2021年半ばに北米で発売されます。価格は来年発表予定ですが、ライバル車よりも高くなると予想されます。その分、優れた汎用性と洗練されたデザインが期待できるでしょう。

林 汰久也

愛知県在住28歳♂/ハウスメーカーの営業を経て、IT系ベンチャーのメディア事業に参画。その後退職し、2020年よりフリーの自動車ライターとして活動中/愛車遍歴はマツダ『RX-8』⇒シトロエン『C4』⇒スバル『フォレスター』(今ここ)/ゲームはPS派だが、最近ゲーミングPCが欲しいと思っている。

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