FCAグループの部品メーカー、モパー(Mopar)が最高出力807馬力の非常に強力なエンジン「ヘルクレート・レッドアイ」をリリースしました。これは、ダッジ「チャレンジャーSRTデーモン」と「チャレンジャーSRTスーパーストック」に搭載される6.2LのHEMI V8スーパーチャージャーで、クラシックカーに載せ替えられるよう個別にパッケージ化したものです。
ヘルキャット・レッドアイには、14.5psiの過給圧を実現した大型の2.7Lスーパーチャージャーが搭載され、さらに回転数のレッドラインが6,500rpmに引き上げられています。
90.9ミリのストロークを持つ鍛造合金鋼クランクシャフトや、誘導硬化クランクベアリング、5150合金製ガンドリルカムシャフトを採用。高強度合金製ピストンは鍛造され、ピストンとボアのクリアランスを調整。ピストン冷却用のジェットフローを100%向上させています。
モパーによると、エンジンはすべて梱包して出荷される前に42分間のダイノテストが行われるとのことです。パッケージにはスロットルボディ、燃料噴射装置、コイルパック、ウォーターポンプ、フロントサンプオイルパンとフレックスプレートが含まれます。オプションのフロント・エンド・アクセサリー・ドライブ(FEAD)を選ぶと、オルタネーター、パワーステアリングポンプ、ベルト、プーリー、マウントも付属します。
価格は21,807ドル(225万円)で、807馬力と972Nmのトルクを自分のクルマに与えることができます。しかし、ファミリーカーに載せ換えるのはおすすめしません。モパーによると、この製品は1976年以前のクラシックカーを対象としたもので、新車購入時にはなかった性能(と信頼性)を提供することが目的だといいます。
ヘルキャット・レッドアイは取り付けの作業手順書とともに、11月6日から販売を開始しています。
コメントを残す