日産、北米での商用バン販売終了 シェア低迷が理由 今後の戦略は

日産は、北米における商用バンと乗用バンの販売を終了することが明らかになりました。代替モデルとしてセダンとSUVの販売を促進するといいます。日産は、ミシシッピ州のカントン工場で生産する大型バン「NV」と、メキシコで生産する中型バン「NV200」の生産を来年夏に終了するとされています。

日産「NV200(タクシー仕様)」

要因としては、米国ではフォードが商用バンのシェアを独占していることが挙げられます。フォードはシェアの大半を占めており、昨年は「トランジット」と「トランジット・コネクト」を25万台販売しました。一方、日産のNVとNV200の同年の販売台数は3万9000台でした。

シェアを詳しく見ると、フォードが大型商用バンの半分近くを販売しており、シボレーがさらに4分の1を占め、日産は4.9%にとどまっています。また、別の要因として指摘されているのは、ピックアップトラックの「タイタン」が売れていないことです。米国では、トラックとバンを同じメーカーから買いたいという企業が多いようです。

日産「タイタン」

日産が展開する新プラン「ビジネス・アドバンテージ」は、これまでの商用販売を刷新したものです。これまでは一部のモデルのみを商用向けに提供していましたが、ビジネス・アドバンテージでは、「GT-R」を除くすべての日産車を官公庁や企業向けに販売することになります。このプランを利用して2台のクルマを購入すると、台数割引やその他の特典を受けることができます。

北米の日産ディーラーの中には、商用車を販売するために多額の投資を行ったディーラーもあるため、商用バンの生産終了に対する不満や不安は少なくないでしょう。

林 汰久也

愛知県在住 28歳。ハウスメーカーの営業を経て、ITベンチャー企業のメディア事業に参画。現在は退職し、フリーのライターとして活動中。マツダRX-8、シトロエンC4を乗り継ぎ、現在は2010年式スバル フォレスターに落ち着く。

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