新型アウディA3セダン、北米市場に導入 セダン競争激化

アウディは、より洗練されたデザイン、よりハイテクなシステム、そしてさらなるパワーを備えた2022年モデルのA3セダンを米国に導入すると発表しました。欧州でデビューしたばかりの新型A3ですが、改めてどんなモデルなのか振り返ってみましょう。

Audi A3 Sedan

コンパクトセダン/ハッチバックであるA3の販売は、好調に推移しています。1996年に発売されて以来、500万台以上を売り上げており、アウディブランドへのエントリーモデルとして役割を果たしてきました。

そして、今回の新型A3はさらに魅力的なモデルとなっています。先代モデルよりも大型化し、シグネチャーライトを備えたマトリックスデザインのヘッドライトなどの新機能を導入しています。

ワイドなシングルフレームグリルの両側にはハニカムマトリックスのヘッドライトを装備し、ボンネットのラインはよりシャープになりました。

最も印象的なのはサイドのデザインです。ショルダーラインの下が大きく凹んだ形状となっており、フロントとリアの膨らんだフェンダーとうまく調和しています。ボディ一体型のリアスポイラーも備え、躍動感あるスタイルを実現しました。

台形のヘッドランプにも注目です。左右のシグネチャーランプには各15個のLEDを使用。グレードによってその形状とパターンは変わるとのこと。そして、リアにはLEDテールライトが標準装備され、以前よりもスリムな形状になっています。

パワートレインとしては、2.0L 直列4気筒ターボエンジンに48Vマイルドハイブリッドシステムを組み合わせました。前輪駆動またはAWDから選べ、トランスミッションは7速のSトロニックデュアルクラッチが標準となります。

Audi A3 Sedan

北米仕様の馬力とトルクは現時点では未発表ですが、現行A3 40 TFSIの184馬力/300Nmは超えると思われます。

同時に、パフォーマンスの向上にも期待が持てます。空気抵抗係数を表すCd値が0.25で、現行モデルよりも改善されています。

これを実現するために、開閉可能なエアインテークの採用や、ボディ下部のフラット化、ブレーキ冷却の効率化などを図り、空気の流れを整えています。

Audi A3 Sedan

サスペンションはスチール製で、オプションによりアダプティブ・ダンピング・コントロールを選ぶことが可能です。ハンドル操作の負担を軽減し、安定性を向上させるプログレッシブステアリングも採用しています。

室内では、外寸が大きくなったことに加えて、シートポジションが低くなったことでスペースが広くなりました。特に頭上のヘッドクリアランスも大きく確保されています。

ラゲッジスペースも425Lに拡大され、足の動きでトランクを開けることができます。

トランスミッション用のシフターはこれまで以上にコンパクトになりました。また、ファブリック、カーペット、断熱材の一部に再生プラスチックボトルを使用しています。

ダッシュボードには、10.25インチのデジタルインストルメントクラスターを標準装備。バーチャルコックピットも改良されています。10.1インチMMIタッチインフォテイメントスクリーンは、アウディの最新ソフトウェア「MIB3」を搭載。

MIB3は手書き入力や音声入力に加え、Apple CarPlayやAndroid Autoにも対応しています。また、Androidのスマートフォンをキーとして使えるアウディコネクトキーも採用されています。

Androidのスマートフォンをクルマのキーとして利用できる。

予防安全システムのアウディプレセンスを標準装備し、衝突回避支援や車線逸脱警報が備わります。オプションでは、ヘッドアップディスプレイ、360度カメラ、アダプティブクルーズコントロールなどが用意されています。

Audi A3 Sedan

北米でのA3セダンの販売価格は明かになっていませんが、2021年後半に納車が始まります。ハッチバックのA3スポーツバックについては、現時点ではまだ北米市場への投入は予定されていないとのことです。

林 汰久也

愛知県在住 28歳。ハウスメーカーの営業を経て、ITベンチャー企業のメディア事業に参画。現在は退職し、フリーのライターとして活動中。マツダRX-8、シトロエンC4を乗り継ぎ、現在は2010年式スバル フォレスターに落ち着く。

コメント