トヨタが新型カローラクロスを発表しました。カローラにCH-Rをブレンドしたようなモデルです(それともその逆でしょうか?)。カローラクロスはタイで発表され、同国で販売が開始されています。トヨタによると、他の市場でもすぐに展開されるといいます。
「カローラクロスが新たにカローラファミリーの一員となった今、私たちは、お客様がパートナーや兄弟、あるいは友人のように、このクルマが家族の一員となることを温かく迎え入れてくれることを心から願っています」
カローラクロスのチーフエンジニア、亀山大三氏はこのように語っています。
今のところ具体的な詳細は不明ですが、プラットフォームにTNGA-Cを採用していることが分かっています。プリウスやCH-R、レクサスUX、そしてもちろん新型カローラスポーツおよびセダンと共有されています。
新型カローラクロスは、フロントグリルが大きく開き、ヘッドライトがスリムなデザインになっていることから、そのデザインはマツダCX-5にも少し似ています。
当然のことながら、ホイールベースはCH-Rと同じ2,640mmですが、サイズ的にはCH-RとRAV4の間に収まります。
全長は4,460mm、全幅は1,825mm。カローラセダンより全長は短く、全幅は広くなっています。全高は1,620mmと、セダンに比べてわずかに背が高くなっています。
カローラセダンよりも短いにもかかわらず、広々とした車内空間、クラストップレベルのラゲッジスペース、そして実用性の向上が謳われています。
「カローラクロスは、お客様にとって大切な人、荷物、将来の夢をクルマに乗せて、新たなストーリーを創造するお手伝いができればと思います」と亀山氏。
ASEAN市場のカローラクロスは、トヨタの2ZR-FBE 1.8L 4気筒エンジンを搭載し、最高出力140馬力/最大トルク175Nmを発揮。トランスミッションはCVT、前輪駆動となっています。
もちろん、ハイブリッドの設定もあります。
カローラクロスハイブリッドでは、72馬力と162Nmのトルクを生み出す600Vの電気モーターを採用。98馬力と142Nmのトルクを持つ1.8Lエンジンと組み合わせます。
合計出力122馬力を発揮するハイブリッドには、「スーパーCVT-i」という電気式無段階変速機が搭載されています。
先進のマルチリンク・リアサスペンションを備えたカローラハイブリッドとは異なり、クロスでは標準的なトーションビームが採用されました。ただ、大型で柔らかいブッシュを採用することで、快適な乗り心地を実現しているとのこと。
日本への導入は未定ですが、先日発表されたヤリスクロスの販売状況なども見て判断されると思われます。日本で発売されれば、トヨタのSUVラインナップは非常に強固なものになるでしょう。
さて、あなたはどう思いますか?新型トヨタ・カローラクロスは好きですか?
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