ボルボの高級車ブランド、ポールスター初のEV受注開始

ポールスターは、同社初のEVモデルである「ポールスター2」の受注を米国で開始しました。同社はボルボの高級ブランドとして位置付けられており、EV市場の開拓を急いでいます。テスラ モデル3に対抗すべく作られたポールスター2は、派手さこそないもののライバルの顧客を奪うに十分といえる実力を備えています。

ポールスター2は2019年初頭に発表され、今年の3月から、中国浙江省にある親会社吉利(ジーリー)の工場で生産を開始しています。78kWhのバッテリーを搭載し、航続距離はWLTPサイクルで470km、米EPAテストサイクルで440kmとされています。

フロントとリアに電気モーターを1基ずつ搭載し、合計で300kW、408馬力を発揮します。トルクは660Nmにもなるとのこと。ポールスターによれば、0-97km/hを4.7秒で達成することができるといいます。

豊富なパッケージオプション EV開拓の先鋒

価格は59,900ドル(642万円)から。ボディカラーは、ボイドブラックが標準です。それ以外のスノー、マグネシウム、サンダー、ムーン、ミッドナイトはいずれもオプションとなっています。

内装には、ブラックアッシュの装飾トリムを施した、スレートまたはチャコールのウィーブテック素材を採用。オプションで、ベンチレーター付きのナッパレザーと、再生利用のウッドトリムが設定されています。

安全装備のオプションとして、アダプティブクルーズコントロールや車線維持支援、ブラインドスポットモニター、クロストラフィックアラート、後方衝突警報などを追加できる「パイロットパッケージ」を用意。360度カメラ、駐車支援、前方衝突警報なども装備されます。

また、固定式パノラマサンルーフ、ピクセルヘッドランプ、コーナリング機能付きLEDフロントフォグランプ、ヒーター付きワイパーブレード、ヘッドライトウォッシャーなどが付属する「プラスパッケージ」も用意されています。

このパッケージでは、フロントとリアのシートヒーター、ステアリングヒーター、運転席には4ウェイ調整可能なパワーランバーサポートも追加されます。ほかにもハーマン・カードン(Harman Kardon)のプレミアムオーディオシステム、リアに追加のUSB充電ポート、スマートフォンのワイヤレス充電など、快適装備がふんだんに盛り込まれています。

「パフォーマンスパッケージ」では、スポーティな装備を装着することもできます。オーリンズ製デュアルフローバルブダンパー、ブレンボ製フロントブレーキ、20インチの4本Yスポーク鍛造ホイールなど。標準では、ブラックダイヤモンドカットの19インチ5本Vスポークのアルミを装着しています。

米国では、今年の9月から納車が開始される見込みです。今年半ばには正規販売店「ポールスター・スペース」がニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコで開店予定。欧州では今夏の発売に合わせて、充電ステーションを約20万か所に拡大します。地盤を固めたうえで、SUVモデルのポールスター3も計画中です。

林 汰久也

愛知県在住 28歳。ハウスメーカーの営業を経て、ITベンチャー企業のメディア事業に参画。現在は退職し、フリーのライターとして活動中。マツダRX-8、シトロエンC4を乗り継ぎ、現在は2010年式スバル フォレスターに落ち着く。

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