イーロン・マスクの意地 モデルSが航続距離402マイル達成

テスラ モデルSの航続距離が延長されました。今年初めに「モデルS ロングレンジプラス」のテストを米環境保護庁(EPA)が行った際、小さなミスが発生したことにより期待値を下回る結果となっていました。今回、それを受けてテスラが行った改良により、航続距離400マイルという当初の目標を超えることに成功しました。

同社が数ヶ月前に発表したモデルS ロングレンジプラスは当初、EPAにより「391マイル(630km)」と評価されていました。しかし、イーロン・マスク氏は、EPAがテスト中にミスをしなければ、400マイルに達していたはずだと主張。そのミスとは、EPAがキーを車内に置いたままドアを開けて放置していた、というものです。

それによりバッテリーの浪費が進み、航続距離が短くなったというのがマスク氏の主張です。そして改めてテストが行われた結果、「402マイル(647km)」という数値を達成したのです。

軽量な素材を使用したり、機械式のオイルポンプを電気式のものに置き換えたりするなど、部品から絞り出すことができるすべての軽量化と効率の向上を行いました。回生ブレーキも低速で動作するように微調整されており、より多くのエネルギーをバッテリーに送り返すことができます。

これらの変更点は、モデル3やモデルYを製造してきた経験から生まれたもので、間もなく「モデルX」にも引き継がれる予定です。

イーロン・マスク氏はモデルS ロングレンジプラスの発表当時、「400マイルを超える」と公言していました。それを見事に守った彼の意地の勝利といえるでしょう。

林 汰久也

愛知県在住 28歳。ハウスメーカーの営業を経て、ITベンチャー企業のメディア事業に参画。現在は退職し、フリーのライターとして活動中。マツダRX-8、シトロエンC4を乗り継ぎ、現在は2010年式スバル フォレスターに落ち着く。

コメント