フィアットが車内の除菌パッケージ「D-Fence」を導入

フィアットは最近、欧州でコンパクトカー「パンダ」と「500(チンクエチェント)」のハイブリッドバージョンをデビューさせました。パワートレインと同時に注目を集めているのは、Mopar D-Fenceという除菌パッケージです。車内の細菌やウイルス、汚染物質を取り除くためにエアフィルター、空気清浄機、UVランプ(紫外線)が備わっています。

このD-Fenceパッケージは、FCAグループの純正アクセサリーなどを販売するMopar(モパー)ブランドによって開発されました。地球全体が徐々に正常な状態に戻っていく中、アルコールや漂白剤で車内を洗浄するよりも、除菌システムを内蔵している方が効率的(素材への有害性も低い)です。また、紫外線により車内のCOVD-19を除去できるかどうかは証明されていませんが、細菌やSARSのような他のコロナウイルスを破壊するのには効果が期待できます。

仕組みとしてはまず、外気がHVAC(空調)システムに入る前に空気をろ過することから始まります。次に、HEPAフィルターを備えた空気清浄機が車内の空気から細菌、花粉を除去。最後にUVランプが紫外線を照射して、シート、シフトノブ、ステアリングホイールなど手に触れる部分を除菌します。COVID-19をはじめとする空気中のウイルスを完全に除去することはできないかもしれませんが、細菌や粒子状の物質から乗員を守る防御ラインを構築します。

欧州仕様の500 ハイブリッドおよびパンダ ハイブリッドは、パワートレインに自然吸気の1.0L 直列3気筒エンジンを搭載。これと組み合わせるマイルドハイブリッドシステムは、12Vのベルトスタータージェネレーター(BSG)とリチウムイオンバッテリーで構成されています。

フィアットによれば、ガソリンエンジンのみのパワートレインに比べて、二酸化炭素排出量が30%減少するとのこと。エンジンを停止させてバッテリーのみで走行することで、燃料を節約することも可能です。D-Fenceパッケージを搭載した新型 フィアット 500 ハイブリッドの欧州販売価格は9,820ユーロ(117万円)、 パンダ ハイブリッドは10,714ユーロ(128万円)からとなっています。

林 汰久也

愛知県在住 28歳。ハウスメーカーの営業を経て、ITベンチャー企業のメディア事業に参画。現在は退職し、フリーのライターとして活動中。マツダRX-8、シトロエンC4を乗り継ぎ、現在は2010年式スバル フォレスターに落ち着く。

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