タイプS復活!V6ターボ搭載の新型アキュラ「TLX」とは

ホンダの海外向け高級車ブランドであるアキュラは、スポーツセダン「TLX」の再起動を計画しており、今月下旬に正式デビューさせると発表しました。高性能バージョンのタイプSが12年ぶりに設定されているほか、好評だったコンセプトカーのデザインを継承し、スタイルとパフォーマンスを向上させています。

2016年に発表された「アキュラ プレシジョン コンセプト(Acura Precision Concept)」や、2019年の「アキュラ タイプS コンセプト(Acura Type S Concept)」など、新型TLXはこれらコンセプトカーの特徴が引き継がれているようです。

正式発表は5月28日午前10時(PDT)にオンラインで行われます。今のところ、確認できているのは、一般公開に先立って共有されたTLXのティザーイメージだけですが、ワイドなリア、力強さを表現するボディライン、左右2本ずつの“クワッドマフラー”を備えた大胆なディフューザーなどを見る限り、実車の存在感はかなりのものになるだろうと思われます。

パフォーマンスについても期待が高まります。アキュラの新型3.0L V6ターボエンジンを初めて採用。その出力はまだ明らかにされていませんが、アキュラは新型TLXについて「アキュラの歴史の中で最も速く、最高のハンドリングを持ち、最も装備の整ったスポーツセダン」になると謳っています。

TLXは、アキュラのエントリークラスの高級セダンとして、アキュラのラインナップの中で重要な位置を占めています。2014年にデビューした初代では、パワートレインに2.4L 直列4気筒と3.5L V6エンジンの2種類を用意。また、トラクションの必要に応じて前後輪間のトルク配分を調整できるSH-AWDシステムをオプションで設定していました。

2017年に登場した改良型では、スタイリングを引き締め、アキュラ プレシジョン コンセプトにインスパイアされたフロントグリルを採用。また、性能に変化はないものの、新しいスタイル要素を備えたA スペックパフォーマンスグレードもデビューしました。装備もアップグレードされ、Android Auto、Apple CarPlay、オプションの鳥瞰カメラなどの機能が搭載されていました。

第2世代の新型TLXには、重要な使命が課せらています。パフォーマンス、スタイリング、MTオプションなどホットなパッケージングで人々を驚かせたジェネシス「G70」のような、強力なライバル車と同じリングで戦うのです。

初代TLXはアキュラの高級セダンとして成功を収めました。自動車業界にさまざまな変化が起きている今、新型はタイプSを復活させ、アキュラを再びスピードアップさせようとしています。

林 汰久也

愛知県在住 27歳。ハウスメーカーの営業を経て、IT企業のメディア事業に参画。記事制作ディレクターとして店舗紹介記事などの制作に携わる。現在は退職し、フリーのライターとして活動中。

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