英国を代表するスポーツカーメーカー、ロータスは『エヴォーラ』、『エキシージ』、『エリーゼ』の3車種を2021年で生産終了とすることを発表しました。ラインナップを刷新し、次世代のスポーツカー『Type 131』にバトンが渡されます。
Type 131は、2019年半ばに発表された電動ハイパーカー『エヴァイヤ』に次ぐ新シリーズのスポーツカーとして登場します。イギリスのノーフォーク州ヘセルの施設で製造される予定で、同施設には1億2700万ドル(131億円)以上の投資が行われ、約250人のエンジニアと製造スタッフが新たに雇用されることになります。
初代エリーゼは、軽量化を体現するロータスの新モデルとして1995年にデビュー。何世代にもわたって、そのピュアな走りで高い評価を得てきました。
エキシージは2000年に登場。エリーゼで培った技術を活用し、レースに特化してパフォーマンスを最大限に引き出すことに成功しました。
2008年に登場したエヴォーラは、ラグジュアリーでGT志向のアプローチを採用。快適さと無縁だったこれまでのモデルとは一線を画しました。
新シリーズのType 131の開発は、ロータスの事業戦略「Vision80」の一環として進められています。
エンジニアリング担当エグゼクティブディレクターのマット・ウィンドル氏は、「新型車の開発に携わっているエンジニア、デザイナー、技術者で構成されたチームは、エリーゼ、エキシージ、エヴォーラのレガシーを痛切に認識しています」と述べました。
2020年初頭には、ロータスが『エスプリ』の名前をニューモデルで復活させるのではないかとの噂がありました。新型エスプリは、ガソリンと電気のハイブリッドV6パワートレインを使用する可能性が示唆されていましたが、ボンドカーとは異なり、潜水艦になる可能性は低いでしょう。
コメントを残す