Samsungの最新折りたたみスマホにゴリラガラス使用の可能性

フレキシブルな画面を備えた折りたたみ式スマートフォンは、想像力を刺激し、様々な空想をかき立てます。しかし残念なことに、画面をフレキシブルにするということは、傷から耐久性を低下させていることも事実です。サムスンは初代 「GALAXY Fold」 の悲惨といえるような時期以来、折りたたみ可能なディスプレイを改良してきましたが、「Gorilla Glass」のメーカーであるアメリカのCorning社が開発に携わると報じられたことで、状況はさらに良くなる可能性があります。

既に開発を行っている提携先とは別で連携

サムスンの最初の折りたたみ式スマートフォンでは、フレキシブルOLEDパネルの保護カバーとして、プラスチックのようなポリイミド(PI)基板が使用されていました。これは、単純なスクリーンプロテクターと間違われるだけでなく、この素材は指数関数的にガラスよりも傷がつきやすい傾向がありました。

しかし、ゴリラガラスのような傷に強いタイプのガラスの問題は、しなやかに曲がらないことです。そこでSamsung DisplayはドイツのSchott社と提携して超薄型Glass (UTG) を採用し、Galaxy Z FlipとGalaxy Z Fold 2のスクリーンをより丈夫な折りたたみ式にしました。しかし、この2社がこの素材の改良に取り組んでいるにもかかわらず、サムスン電子のモバイル部門は同じことを行うためにCorningと手を組んだと報じられています。

硬いゴリラガラスを折りたたみ式にどう活かすか

Qualcomm SnapdragonやSamsung Exynosのように、自社の兄弟会社と競合することになっても、競合他社から部品を調達するのは珍しいことではありません。Corningがどんなものを提供できるかは興味深いでしょう。Corningは耐久性のある硬いガラスの世界的リーダーと見なされていますが、折りたたみ式ガラスに関しては、他社より遅れをとっていると考えられています。

サムスンが、折りたたみ式やデュアルスクリーンのスマートフォン分野で競合他社に勝つためには、この分野でできる限りの支援が必要になることは間違いないでしょう。GALAXY Z Fold 2の短所は、価格だけでなく、画面の耐久性やスタイラス(タッチペン)での操作性などの点です。Corningの折りたたみ可能なUTGが解決への近道となるのでしょうか。

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