Netflixがフランスの映画会社MK2と契約、あの名作が50本配信

Netflixは、MK2 Filmsと新しい契約を結びました。MK2 Filmsとは、アッバス・キアロスタミ、チャールズ・チャップリン、バスター・キートンなどが出演した名作映画のリマスター版を含む600本以上の映画のライブラリを配信しているフランスの会社です。Netflixによると、今回の新たな契約により、合計50本の映画がストリーミングサービスに加わることになります。なお、日本での配信については明らかにされていません。

まずは12本、今年中に合計50本配信予定

IndieWireによると、Netflixの契約は4月24日から開始される予定で、Netflixはまず、『華氏451』、『大人は判ってくれない』、『隣の女』、『日曜日が待ち遠しい!』などフランソワ・トリュフォー監督の定番作品を12本リリースするそうです。また、今年の残りの期間で合計50本の配信に拡大される予定です。

MK2 Filmsは、チャップリンやキートンのような大物の名作映画を2Kと4Kの品質で復元したものを配信するとウェブサイトで述べています。今回の契約でNetflixがストリーミングで提供するコンテンツの全リストは明らかになっていませんが、アラン・レネ、クシシュトフ・キェシロフスキ、フランソワ・トリュフォーなどの作品が含まれるとIndieWireは報じています。

映画の歴史に名を残す名作に触れる

かつてNetflixは、さまざまな名作映画を配信していましたが、近年ではオリジナル作品を中心に、より新しい作品を配信するようになったため、その数は年々減少しています。声明の中で、MK2 Filmsの CEO ナタナエル・カルミッツ氏は次のように述べています。

「MK2の役割は、映画史を代表するような800を超えるタイトルのカタログを通じて、この映画遺産の伝承に貢献し、これらの映画を絶えず多くの若者に発見してもらうことです。この配信契約は、フランス映画とその歴史を愛するすべての人にとって朗報です。」

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