自転車界のTesla「VanMoof(バンムーフ)」のe-bikeに新モデル登場:前モデル比40%の大幅プライスダウン

自転車大国として知られるオランダ生まれのスマートe-bike「VanMoof(バンムーフ)」から新モデル、VanMoof「S3」と「X3」が登場しました。「自転車界のTesla」とも呼ばれているVanMoofの新モデルは、なんと前モデルに比べ40%以上の大幅プライスダウンを実現しています。

VanMoofは2009年にオランダ人兄弟によって設立された、スタイリッシュなデザインと高度な盗難防止機能を併せもつスマートバイクブランドです。さらに、自転車が盗難にあった場合、「バイクハンター」と呼ばれる捜査チームが2週間以内に取り戻すユニークな保証を有料で提供しています。

そんなVanMoofの4代目となる「S3」と「X3」は、最新モーターを搭載し、ペダリング効率が4倍アップされたほか、ボタンを押すとフルトルクを引き出せるターボブーストも改良され、静音性も向上しました。業界初となる4段階オートマチックギアシフターは、VanMoofアプリを使ってギアシフトするレベルを好みに合わせてカスタマイズすることができます。

VanMoof初となる油圧式ブレーキは、パーツをフレーム内部に組み込むことで、VanMoofの特徴的なミニマルデザインを維持しつつ、軽い力でブレーキをかけることができます。

トップチューブ部にはスマートバイクの「頭脳」として機能する取り外し可能なスマートカートリッジが内蔵され、将来のソフトウェアのアップデートにも対応しています。

スマートフォンを使って簡単に施錠、開錠できるほか、VanMoofアプリでライトやアラームの設定もできるそうです。スマートバイクが盗難にあった場合、スマートバイクに内蔵されたスピーカーからアラームが鳴るほか、VanMoofアプリに通知が届き、GSM方式の電波で追跡も可能。さらに、アプリから遠隔でスマートバイクをロックし、スマートバイクを利用不可にできます。

トップチューブに配置された166のLEDでドット表示するマトリックスディスプレイは視認性が向上され、スピード、アシストレベル、ギア情報、バッテリー状況を確認することができます。さらに、スマートバイクの防犯機能が作動すると、スカル(骸骨)の絵が表示されるという面白い仕様も。

前輪ハブは250W – 350Wを搭載。504Wの内蔵バッテリーは、80分で50%、4時間でフル充電が完了し、1回のフル充電で走行可能な距離はフルパワーで60km、エコノミーモードで150kmと、長距離走行が可能です。

28インチのS3は対象身長170~210cm、24インチのX3は対象身長155cm〜200cm、共にマットライトとダークの2色展開。販売価格は2モデルとも250,000円で、4月21日よりVanMoofオンライン、ブランドストアにて販売開始、出荷は5月より開始予定です。

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