中国のXiaomi(シャオミ)は、新型テレビ「Mi TV 4S 65」を発表しました。ディスプレイの解像度が4Kになっており、Androidを始めとする多彩な機能を搭載したスマートテレビになっています。なお、日本展開について執筆時点では不明。また、同時に手頃な価格のフラッグシップモデルのスマートフォン「Mi 10 シリーズ」も発表されています。
多くの“スマート”な機能をサポートしている「Mi TV 4S 65」
Xiaomiの新しいスマートフォン「Mi 10シリーズ」は、その手頃な価格から話題を呼びましたが、同社はそれよりもはるかに大きなスクリーンを発表しています。今回発表された新型テレビ「Mi TV 4S 65」は、Xiaomiの掲げるスマートホーム計画の一端を担う製品になっており、Android搭載を始めとするいくつかの“スマート”な機能を備えています。
名称が示すとおり、このテレビは65インチのディスプレイを搭載しています。Xiaomiによると、このディスプレイの解像度は4KでHDR10+に対応し、NTSCの色域を85%カバーしているようです。
サウンドに関しては、DTS-HDとDolby Audioのコーデックをサポート。さらに、オーディオにこだわりたいユーザーのために、10Wのボックススピーカー用のポートが2つあります。
スマートスピーカーとしてAndroid 9.0 Pieを搭載しており、サードパーティのアプリケーションであるNetflixやYouTube、Amazon Prime Videoなどに対応しています。また、スマートフォンやタブレットからストリーミングできるよう、Wi-Fi(2.4/5Ghz)で接続するChromecastも組み込まれています。
リモコンにはGoogle Assistantを呼び出すためのショートカットボタンが配置されており、映画の名前やYouTubeの動画などを簡単に検索することができます。また、NetflixやAmazon Prime Video専用のボタンも用意されています。
スマートハブとして活用できるテレビは欧州で発売
今回発表されたMi TV 4S 65は、スマートホームのハブとして活用することができます。これは、Xiaomiが特に力を入れている分野です。同社のShou Zi Chew氏によると、今後5年間でAI、IoT、5Gの分野に70億ドル投入するようです。
Mi TV 4S 65は、少なくとも6月に欧州から販売されることが明らかになっています。価格は549ユーロ(約6万5,000円)です。日本展開されるかは不明ですが、Xiaomiが日本をひとつのマーケットとして見ているのであれば参入は有り得そうです。
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