Polaroid Originals がPolaroid Now(ポラロイド・ナウ)を発表しました。クラシックなインスタントプリントを基礎にした新しいインスタントカメラです。このフィルムカメラは、クラシックなデザインに、滑らかで丸みを帯びた見た目を備えるなど、小さいながらも明らかなアップグレードが施されています。ユーザーは、最高のインスタント写真に触れられるだけでなく、正確なフラッシュと二重露光のためのメーカサポートを含む、いくつかのメリットも享受できます。
デジタル時代のポラロイドカメラの復興
デジタルカメラは写真市場を大きく支配してきたなか、インスタントフィルム写真が小規模ながら存在感の取り戻しを図っています。こういったカテゴリーのカメラを利用することで、ネットでプリントを注文して出来上がりを待つ必要もなくなります。撮影した画像をすぐに楽しみたいというユーザー層(特に若者)に人気があるのも納得できます。
いまや誰もがスマートフォンで気軽に高画質なショットを楽しめる時代です。対してインスタントカメラの特徴は、素朴な写りやデザイン性、シンプルさにあります。その魅力が多くの写真愛好家の心を捉えてきたわけですが、撮影にはちょっとしたノウハウやコツが必要でした。撮影の設定をあまり制御できなかったのです。
99ドルから手に入る Polaroid Now の特徴
Polaroid Now の特徴は、オートフォーカス機能を搭載している点です。ユーザーはクリアな写真を撮るためにレンズの焦点を手動で合わせる必要がありません。オートフォーカスは、撮影中にカメラがフラッシュを作動させているかどうかに関係なく作動します。
オートフォーカスだけではありません。同じ写真用紙に2枚の画像を撮影することができる、二重露光機能を搭載しているため、ちょっとした気軽な撮影も容易にしています。ポートレートにライトを重ねて撮影したり、人と自然を組み合わせて撮影したりと、ランダムな加工機能も搭載されています。
そのほかにも注目の機能があります。昔ながらのセルフタイマー、40mmと35mmの両方のレンズ、i-Type インスタントフィルムへの対応、撮影枚数を記録するLEDカウンター、マイクロUSBで充電できるバッテリーなどが搭載されています。Polaroid Now は、ホワイト、ブラック、ブルー、グリーン、オレンジ、レッド、イエローを含む複数のカラーオプションで99ドル(約1万6百円 2020年3月29現在)で発売されます。4月には富士フイルムの「instax mini」シリーズも発売予定ですので、今後ますますインスタントカメラの存在感が増していくことでしょう。
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