米国時間3月12日朝、ビットコインが暴落しました。投資資産と言われるビットコインもCOVID-19パンデミック宣言の影響は避けられないようです。ビットコインは24時間で8,000ドル台から一時6,000ドル割れに急暴落しました。
テクニカル指標のRSIはビットコイン史上2番目に低くなっています。影響はビットコインだけでなく、イーサリアムやライトコインなど他の仮想通貨にも波及が広がっています。coinbaseのデータでは、過去24時間の主要な仮想通貨の下落率は、日本時間3月13日15時時点で次のとおりです。
- ビットコイン BTC:-34.50%
- イーサリアム ETH:-35.56%
- リップル XRP:-27.86%
- ビットコイン キャッシュ BCH:-36.47%
- ライトコイン LTC:-31.40%
- テザー USDT:+0.71%
coinbaseによると、過去24時間のマーケット全体での下落率は-34.61%です。しかし、今回の大暴落の要因はCOVID-19だけというわけではなさそうです。
中国の仮想通貨メディアChain Newsによると、大量のビットコインが一括取引されたそうです。「鯨マイナー」と呼ばれる大口ビットコイン保有者が、3月11日に1000BTC以上(800万ドル、約8.5億円に相当)をCoinbaseを含む55以上の取引所で取り引きしたそうです。今回取引されたビットコインが、鯨マイナーが2010年8月から10月にマイニングしたものだそです。
マイニング後手付かずだった1,000ビットコインが今回一度に取引されたようです。1000ビットコインが取り引きされた1時間後にはビットコインは、8,000ドルから7500ドルへ下落したと伝えられています。
仮想通貨は市場混乱時の逃避先になるとの主張もありますが、仮想通貨も世界的な金融市場の動揺とは無縁ではいられないようです。
コメントを残す