Qualcommは2/25に開催したプレスリリースイベントで、新しいXRプラットフォームのリファレンスデザインを公開しました。公開されたデザインはヘッドセット型になっており、5Gに対応した「Snapdragon XR2 5G」(以下、XR2)を搭載することを想定しています。
5GをサポートしたSnapdragon XR2 5G
XR2のリファレンスデザインは、2018年に発表されたSnapdragon XR1(以下、XR1)のデザインを踏襲したものになっており、ヘッドセット型になっています。
リファレンスデザインとは、部品を製造するメーカーが製品を製造するメーカーに対して提供する、完成品の実例です。今回は、QualcommがXR2を搭載した製品の実例として、ヘッドセット型のデザインを公開したという形になります。
XR2のリファレンスデザインは、ケーブルをなくすことに重点が置かれており、ミリ波やsub-6などの5Gや、WiGigなどの通信をサポートしています。また、XR1のリファレンスデザインよりもCPUとGPUの性能が2倍、ビデオ帯域幅が4倍、画面解像度が6倍になっているようです。
ヘッドセットに搭載されるカメラは7台になっており、そのうち2台はアイトラッキングを行うため内部に設置されています。ほかの4台は外部トラッキングに活用され、最後の1台は顔や口のトラッキングに利用されるようです。
また、Qualcommはヘッドセット型のデザインだけでなく、サングラス型のデザインも公開しています。
Snapdragon XR2 5Gは2020年中に製品化へ
Snapdragon XR2 5Gは今後数ヶ月中に提供を始め、2020年中に製品化されるようです。5G対応のスマートフォンは昨年度から発売されましたが、今年は5G対応のVRヘッドセットの発売が始まるかもしれません。
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