スマートフォンのカメラは、エントリークラスのプロ用カメラやデジタル一眼レフカメラの代わりになるほど高性能になってきています。しかし、水中撮影のような特殊な環境では、専用の機材が必要になることも。防水性だけでなく、波の下では光の作用が問題となるため、スマートフォンのカメラにとっては厄介な環境です。しかしサムスンは、『Galaxy S21 Ultra』には問題がないとしており、それを証明するためにナショナルジオグラフィックの協力を得たとのことです。
はじめにお伝えしておくと、Galaxy S21 Ultra 5Gは裸で海中に投入されたわけではありません。どんなに防水性の高い携帯電話でも、塩分や摩耗性のある海水の中で長時間使用することはできません。Galaxy S21 Ultra 5Gは、水中撮影用に用意されたケースに入れられていましたが、今回のポイントはそこではありません。
サムスンは、ナショナルジオグラフィック・トラベラー・インディアの野生動物映像作家のマライカ・ヴァズと協力して、Galaxy S21 Ultraの8K機能を水中でテストしました。一行は、サメが多く集まり「シャークアイランド」と呼ばれるモルディブのフヴァムラ島を訪れ、人間には基本的に無害(もちろん、怒らせない限りは)というタイガーシャーク(イタチザメ)に遭遇しました。サメが現れるのを待つ間、ヴァズは数多くの海洋生物を色鮮やかに撮影する機会に恵まれました。
サムスンがアピールしようとしているのは、Galaxy S21 Ultra 5Gの「8K Video Snap」です。これは、8Kの動画から静止画を切り出し、3300万画素の写真として保存できるという機能。水中という過酷な環境と、水中用ケースを使用したことを考慮すると、スマートフォンでこのような動画を撮影できるのは大きなアドバンテージと言えるでしょう。
108メガピクセルのプライマリカメラはGalaxy S21 Ultraの目玉ですが、水中でもその威力を発揮するようです。
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