GoogleはChoromeブラウザで3種類の広告をブロックするアップデートを発表しました。今回の発表は迷惑な広告からユーザーを守ることを目的としています。また、対象広告はYouTubeなどで使用されており、8/5からブロックが開始される予定です。
ユーザーが不快に感じる広告テンプレートを基準にブロック
今回のブロックは北米などで施行されている「Better Ads Standards」を基準にしています。Better Ads Standardsにはユーザーが不快に感じる15の広告テンプレートが定められています。今回ブロック対象となるのは以下の3つです。
1.最初の5秒間がスキップできない長い広告
こちらはYouTubeなどで度々見かける広告です。広告の表示時間が31秒を越え、最初の5秒間がスキップできない広告を指します。
2.動画の途中に表示される広告
こちらもYouTubeでよく見る広告です。この広告は表示時間や回数などさまざまな種類がありますが、すべてのタイプがブロックされるようです。
3.再生中の動画の上に表示される広告
こちらはオーバーレイ広告と呼ばれるものです。動画の上に表示され、動画の中央1/3にある、または動画を20%以上隠すものを指します。
Googleは広告ブロッカーの使用を防ぐ
今回のブロックはもちろんYouTubeにも適応されます。広告をブロックすることでGoogleの広告収入は減りそうな気がしますが、そこには意図があります。それは、Google自身で迷惑な広告をブロックすることで、ユーザーの広告ブロッカーの使用を防ぐことです。実際にこういった取り組みで北米や欧州では、広告ブロッカーを使うユーザーが減っているようです。
ユーザーにとってはYouTubeの使い勝手が良くなるアップデートですが、昨今はYouTubeの広告収入で生活している人も少なくありません。広告収入をめぐって少し波乱が起きそうな気がします。
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