GoogleはWHO(世界保健機関)の協力の元、新型コロナウイルスに関する「SOSアラート」の追加を公式Twitter上で発表しました。「SOSアラート」は自然災害や人為的災害が発生した際、信頼できる情報を優先して検索結果に表示する機能です。なお、現在は日本語検索に未対応で、「coronavirus」と英語で検索するとアラートページが表示されます。
「SOSアラート」は誤情報の拡散を防ぐ
1/30、WHOは中国から感染が広がっている新型コロナウイルスの状況に対して緊急事態宣言を発令しました。その宣言に合わせてユーザーが恐怖やパニックを起こさないよう、Googleは検索結果に「SOSアラート」を追加し、WHOを始めとする信頼できる情報を優先的に表示させました。検索結果には感染の発生状況や身を守るためのアドバイスが含まれています。
また、Googleは中国赤十字社に対して25万ドルの補助金を交付したほか、社内キャンペーンを通じて補助金の調達をしているようです。
TwitterやFacebookも対策
Googleだけでなく、TwitterやFacebookも新型コロナウイルスの誤情報の拡散を防ぐ取り組みを行っています。
Twitterはハッシュタグ「#コロナウイルス」と検索すると、厚生労働省などの公的な機関へのリンクを表示させるようにしました。さらに、専門家やNGO、各国政府の情報を優先的に表示することを検討しています。
また、Facebookは外部のファクトチェッカーがユーザーの投稿を確認し、誤情報だと判断した場合は投稿の拡散を防ぐ対策を行っています。また、誤情報をほかのユーザーがシェアしていた場合、そのユーザーに対して誤情報だと知らせる通知を送るようです。
信頼できる情報を集めることが大切
異例の流行を見せている新型コロナウイルスですが、それに合わせて情報も錯綜しています。感染予防として、手洗いやうがい、マスクの着用が効果的と言われていますが、正しい情報を集めることも大切です。首相官邸や厚生労働省のホームページにも対策は記載されているので、SNSではなく公的な情報を参考にしてみてはいかがでしょうか。
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