Facebookの製品開発チームが、「CatchUp」と呼ばれる新しいモバイルアプリを公開しました。「CatchUp」は、アプリをダウンロードした人を含め、連絡先にある人を一覧で表示するiOSアプリです。従来の音声通話に基づいて構築されており、現在利用可能なユーザーを確認したり、オフラインの友人に利用を促したり、アプリを持っていない人に招待状を送信することもできます。
実験的にリリースされたこのアプリは、Facebookのメッセンジャーに似ていますが、音声通話専用という点において全く新しいツールになります。ユーザーは、1対1での通話を許可する友人を自身で設定したり、グループを作成し特定の友人や同じローカルイベントに参加するすべての人、家族などのカテゴリを分類したりすることが可能です。
また、メッセンジャーや普通の電話でのやりとりで得られるよりも多くの情報が手元に提供されます。たとえば、グループ通話のメンバーのうちどのユーザーがミュートになっているか、どのユーザーが通話中で現在どの人を呼び出しているか、といった詳細なシチュエーションが確認できます。通話準備ができている人をグループに入れて会話したい場合は、「追加」ボタンをタップしてコミュニティに加えられる仕様となっています。
既存の多くのアプリにも、音声通話機能やオンライン表示機能が備わっていますが、「CatchUp」の特筆すべき点は上記にあげたグループ通話における高度な情報共有システムです。昨今のオンライン通話やリモート会議の需要の高まりを受け、連絡可能な人同士がスムーズ全体の状況を把握できるよう開発されたものと思われます。
アプリは現在App Storeからダウンロード可能ですが、他のNPEチームアプリと同様に、普及のレベルによってはある時点でFacebook側が削除してしまう可能性もあるとのことです。
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