400馬力の高級エスプレッソマシン:ポルシェ水平対向6気筒モデル

ポルシェに詳しい方であれば、この製品を目にしたときに「993」のフラットシックス(水平対向6気筒エンジン)のレプリカだと思うかもしれません。でも、違います。これは、スーパー ヴェローチェ(Super Veloce)社が製作した高級エスプレッソマシン「エスプレッソ ヴェローチェ RS ブラックエディション」です。ポルシェファンとエスプレッソ愛好家の両方の感性をくすぐるこのマシンは、キッチンやガレージに置いても違和感がありません。

エスプレッソ ヴェローチェ RS ブラック エディションは、2代目にあたるモデルです。初代は2 年前にリリースされ、豪華なメタリック仕上げが全体的に施されていました。今回発表されたモデルは、それと真逆のシックなルックスとなっています。

各パーツにはチタンやアルミ、サージカルステンレスなど、実際のポルシェ993エンジンに利用されている素材をそのまま採用しています。ブラックエディションという品名の通り、エンジンブロックとシリンダーヘッドは、アルマイト処理されたサテンとブライトブラックで仕上げられ、ダークな雰囲気を醸し出しています。

注目すべきはカムカバーです。なんと、ジェットブラックの高圧熱硬化性カーボンが採用されています。このエスプレッソマシンは47ポンドと6.4オンス(約21.5kg)と少し重いので、カーボンの使用により軽量化が図られているのかもしれません。サイズは長さ38cm、幅42cm、高さ34cm。

このエスプレッソマシンのモデルとなったのは、1995年から1998年までに販売された993世代のポルシェ911のフラットシックスです。993は空冷911の最終世代であり、ポルシェ最後のヴィンテージエンジニアリングによる偉大な作品とされています。当時、911の「カレラ」と「ターボ」には、最大402馬力(hp)を発揮する3.6Lの水平対向6気筒エンジンが搭載されていました(日本仕様のカレラ4は3.8L)。

もしエスプレッソマシンを探していて、ポルシェのフラットシックスがお好きなら、このエスプレッソ ヴェローチェ RS ブラックエディションがお勧めです。ただ、決して安いというわけではありません。販売価格は11,121ドル(約119万円)で、さらに993台のみの限定生産となっています。誰にでも手に入れられるような製品ではありませんが、それがまた魅力を高める要素でもあります。

空冷フラットシックスで淹れたエスプレッソは、どんな味わいが楽しめるのでしょうか。

林 汰久也

愛知県在住 27歳。ハウスメーカーの営業を経て、IT企業のメディア事業に参画。記事制作ディレクターとして店舗紹介記事などの制作に携わる。現在は退職し、フリーのライターとして活動中。

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