新型VW「ゴルフ GTI」、米国仕様車に6速MT設定

2月に発表された新型フォルクスワーゲン「ゴルフ GTI」および「ゴルフ GTE」は、少なくとも現時点では、第8世代のゴルフの中で最もパワフルなモデルです。同じゴルフでありながら、パワーへのアプローチは全く異なる2台。米国人にとって、この2台をめぐって「良いニュース」「悪いニュース」がありました。

ゴルフ GTIは、昔ながらの方法でパワーを獲得しています。最高出力241馬力/最大トルク370Nmを引き出す2.0L 直列4気筒ターボを搭載。VWはサスペンション、オプションのダンパー、およびその他のドライブトレインの構成を制御するビークル・ダイナミック・マネージャー(Vehicle Dynamics Manager)を、フロントのマクファーソン式サスペンションとリアのマルチリンク式サスペンションに組み合わせています。

一方、ゴルフ GTEでは、ハイブリッドのパワートレインを採用しています。エンジンは1.4L 直列4気筒ターボと小型になりますが、これに電気モーターが加わります。その結果、最高出力はGTIと同じ241馬力、トルクに至っては400Nmと非常に豊かなパワーを実現しました。

バッテリーを搭載したGTEは、電気のみで約60kmの走行が可能で、時速80マイル(約108km/h)まではゼロエミッションで走行できるとVWは謳っています。また、パワーを最大化するために、ガソリンと電気を組み合わせたハイブリッドのドライブモードが用意されています。もっとも効率よく走りたい場合は、VWのナビゲーションシステムが道路のタイプを考慮し、ドライブモードを自動的に切り替えてバッテリー走行距離を最大化します。

米国にとっての良いニュースと悪いニュース

第8世代のゴルフが発表されたとき、ディーゼルの「ゴルフ GTD」は米国市場に持ち込まれず、GTIはリリースされることが確認されていました。しかし、GTEについてはまだ宙に浮いている状態でした。

結果はしばらくして明らかになりましたが、それは米国のハイブリッドファンにとって良いニュースではありませんでした。VWは、ゴルフ GTEを北米では販売しないことをAutoblogに明かしています。しかし、GTIについては良いニュースがあります。

「一般的に、パワーが高ければ高いほど、マニュアルトランスミッション(MT)の需要は低くなります。ただ、GTIの場合、MTの需要は依然として残っています」とVWの広報担当者は述べました。

つまり、印象的なゴルフボールのシフトノブを備えた6速マニュアルトランスミッションが、米国仕様車に搭載されることになります。MTが標準仕様で、7速デュアルクラッチDSGギアボックスはオプション設定となっています。米国での車両販売価格はまだ確認されておらず、今年後半に発売される頃まで待つ必要があるようです。

林 汰久也

愛知県在住 27歳。ハウスメーカーの営業を経て、IT企業のメディア事業に参画。記事制作ディレクターとして店舗紹介記事などの制作に携わる。現在は退職し、フリーのライターとして活動中。

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