最大1,200hpの過激マシン誕生!Chevrolet Corvette C8のHennesseyチューンモデル

Hennessey のラインナップにC8が追加

ミッドシップエンジンを積んだChevrolet Corvette C8は、ベースモデルでも十分に高性能なマシンです。古くからアメリカを代表するマッスルカーの一つとして、 Corvette の名を知る方も多いでしょう。今回は、そのCorvette C8にチューニングを施し、最大出力1,200hpと桁外れのエンジンを搭載した Hennessey のカスタムカーをご紹介します。

艶やかで刺激的なフォルム。大型のリアウィングがこの車の潜在能力を語る。

専用チューンが施されたパワートレイン

Hennessey Performance社(以下、Hennessey)はテキサス州にあるチューニングメーカーで、パワフルな車を作ることで知られています。Chevroletをはじめとするさまざまな車のチューニングを手掛けており、そのラインナップにCorvette C8が新たに加わりました。

Hennesseyは、Corvette C8に最大1,200hpのエンジンを搭載した「HPE 1200 Twin-turbo C8 Corvette」を発表 。このパフォーマンスパッケージでは、鍛造アルミピストンや鍛造スチールコネクティングロッドに改良を施した内部構造を持つLT2型V8エンジンに加えて、特別設計のツインターボシステムが採用されており、パワーアップが図られています。さらに、強化されたデュアルクラッチトランスミッションも採用しています。

見た目はまさしくレーシングカー。これで量産車なのだから驚きだ。

エアロパーツやブレーキも提供予定

また、同社の代表的なカーボン製ボディ 「CarbonAero」 のアップグレードも行っており、フロントスプリッター、エアダム、リヤカーボンファイバーウィングといったカーボン製のエアロパーツも提供します。Brembo社製のブレーキシステムについても改良が施されるほか、調整可能なPenskeのサスペンションや、ホイールとタイヤのアップグレードも予定されています。

Hennesseyによると、ユーザーから、新型Corvetteにどんなチューンが施されるのかを知りたいという問い合わせが何百件もあったそうです。Hennesseyは1,200hpのアッパーモデルに加えて、出力をわずかに上げるステンレス製マフラーとスーパーチャージャーを搭載した、最大出力700hpのモデルも用意します。また、新しいエンジンプラットフォームでCPU(中央制御コンピューター)のチューニングが可能になれば、このシステムの提供も開始する予定です。

今モデルからミッドシップとなった Corvette。リアから覗くエンジンが期待感を膨らませる。

アメリカンマッスルカーの王道

Hennesseyは2013年以来、500台以上のCorvette C7をチューニングしてきたとのことで、将来的にはより多くのC8をチューニングする予定だと述べています。同社はC8アンケートを用意しており、ユーザーは自分の車にどのような変更を望むか、伝えられるようになっています。

Corvette C8は、欧州のライバル車と比べて割安感のある価格設定が話題になっています。Hennesseyによりチューニングを施されたモデルがどのような価格で販売されるのか、現時点では不明ですが、今後もより身近なハイパフォーマンスカーとして親しまれることでしょう。

アメ車= Corvette というイメージを持つ方も多いはず。

林 汰久也

愛知県在住29歳/ハウスメーカーの営業を経て、IT系ベンチャーのメディア事業に参画。2020年よりフリーのライターとして活動開始/愛車遍歴:マツダ『RX-8』⇒シトロエン『C4』⇒スバル『フォレスター』&ホンダ『クロスカブ50』/ゲームはPS派だが、最近ゲーミングPCが欲しいと思っている。

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