ミリタリーテイストのFord「F-150」:Mil-Spec社が本格チューンアップ

米ミシガン州のカスタムカーメーカー、Mil-Spec Automotive(ミルスペック・オートモーティブ)は、ミリタリーライクな外観の車を作ることで知られています。創業した当初は、軍用車であるHumvee(ハンヴィー)を元にカスタムした車両を作っていました。そして今、同社は新たなカスタムカー「Mil-Spec Automotive Ford F-150」を発表しました。

このピックアップトラックは、Ford「F-150」をカスタムした車両で、5.0LのCoyote V8エンジンを搭載しています。そのエンジンの出力は素晴らしく、スーパーチャージャーを使わずに500馬力を発揮。同社は、その出力を得るために具体的にどのようなチューンを施すのかは明らかにしていませんが、性能の一部は91オクタン燃料を必要とするカスタムチューニングのおかげであることは分かっています。

また、オプションのBaja Performance Packageを装着したモデルでは、サスペンショントラベル(作動量)を11インチ(約280mm)、トレッド幅を13.5インチ(約343mm)拡大しています。別のサスペンションオプションとしては、車高を調整するコイルオーバーキット、直径3インチ(約76mm)のバイパスショック、およびアップグレードされたハードウェアを含むFOX 3.0 F-150 Long Travel Performance Shock Packageを選択することもできます。

エンジンやサスペンションの改良のほか、Baja Exterior Appearance Packageなどスタイリングのアップグレードも施されています。このパッケージでは、LEDライトバー付きのルーフラックと、荷台にスペアタイヤキャリアが付いています。フロントバンパー、リアバンパーは改良されていますが、ウインチは装備されていないようです。

ボディ下側を保護するスキッドプレートも、本格的なオフロード車らしい風格を醸し出しています。前後輪には特注のホイールと37インチ(!)のオフロードタイヤが備わります。ボディカラーには、グレー、ブラック、ホワイトなど複数の選択肢を用意。価格は8万5千ドル(約918万円)からとなっており、ベース車両の倍近い設定(最廉価のビジネスグレードは3万ドル以下)ですが、軍用車のようなタフなスタイルに見合った数字でしょう。

林 汰久也

愛知県在住29歳/ハウスメーカーの営業を経て、IT系ベンチャーのメディア事業に参画。2020年よりフリーのライターとして活動開始/愛車遍歴:マツダ『RX-8』⇒シトロエン『C4』⇒スバル『フォレスター』&ホンダ『クロスカブ50』/ゲームはPS派だが、最近ゲーミングPCが欲しいと思っている。

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