AudiのEVを甘く見てはいけない。ハイパフォーマンスな「e-tron Sportback S」発表

Audiは電気自動車の分野において攻勢を続けており、市販EV「e-tron」のラインナップに、より機敏でシャープな走りを提供する「e-tron Sportback S」を追加すると発表しました。このSモデルには、リアアクスルに2個、フロントに1個、合計3個の電気モーターが搭載されています。電気モーターは370kWの出力と717.6ポンドフィート(973Nm)のトルクを発生します。

Audiによると、これによりSモデルは停止状態から4.5秒で時速62.1マイル(100km/h)まで加速できるとのこと。前後に電動モーターを搭載することで、全輪駆動方式となっています。リアアクスルには、アクティブなトルク配分を可能とする電動トルクベクタリング機構が備わっています。また、車の安全性を高め、ダイナミックなハンドリングを向上させるインテリジェントな駆動制御を採用しています。

トルクベクタリング機構について説明したアニメーション動画(英語)。路面状況にあわせて瞬時に全輪のトルク配分を調整できる。

ブースト機能を搭載するe-tron Sportback Sの最高速度は時速130.5マイル(210km/h)。バッテリーやモーターの特性上、全開加速できる時間には制限がかけられますが、8秒間フルパワーを発揮することができます。ブーストなしの場合、最高出力は320kW(ブーストありの場合より50kW減)、最大トルクは596ポンドフィート(808Nm)です。どちらのモデルも、スポーツモードやダイナミックモードなど、複数の走行モードを備えたESCスタビライゼーションコントロールを備えています。

「e-tron Sportback S」の走行シーンや内外装を“静かに”確認できる動画(英語)。やや腰高感があるものの、コーナリングが安定している。

Sモデルのプロトタイプは、5本スポークの20インチホイールを標準装備。Audiは最大22インチのホイールオプションを用意しています。搭載されるバッテリーパックは最大150kWの電力で充電でき、11kWのAC(交流)でも充電が可能です。

インテリアには、アルカンタラを用いた高級感のあるシートを採用。ドライバーの方に向いたインストルメントパネルが、飛行機のコクピットのような雰囲気を演出します。オプションでレザー製のスーパースポーツシートや、パンチングレザーを使用したヒーター・ベンチレーター付きシートも選ぶことができます。価格や発売時期については明らかになっていません。

林 汰久也

愛知県在住 28歳。ハウスメーカーの営業を経て、ITベンチャー企業のメディア事業に参画。現在は退職し、フリーのライターとして活動中。マツダRX-8、シトロエンC4を乗り継ぎ、現在は2010年式スバル フォレスターに落ち着く。

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