独フォルクスワーゲン(VW)はプラグインハイブリッド「トゥアレグ(Touareg)R」をスイスで3月5日より開催予定のサロン・アンテルナショナル・ド・ロト、通称ジュネーブモーターショー2020で発表するとアナウンスしました。フラッグシップSUVの高性能バージョンであるトゥアレグ Rは、462ps(約455hp)で、「R」グレード初のハイブリッドとなります。
トゥアレグRの車両重量は最大3.5トンで、8速ATパワートレインに、4輪駆動システム「4MOTION」が組み合わされています。電気モーターのみの駆動によるゼロエミッション走行も可能で、その場合の最高速度は140km/hに達します。
V型6気筒ターボエンジンは最高出力340psを発し、136psの電気モーターと統合して、システム出力は462ps(約455hp)、最大トルクは700Nmを発揮します。250km/hまでの走行で部分的な自動運転を可能にするVWの運転支援システム「トラベルアシスト」もハイブリッドSUVとして初めて搭載されます。
14.1kWhのリチウムバッテリーがトランク床下に格納され、インフォテインメントシステムのハイブリッドメニューが直感的なバッテリーの充電レベルのコントロールを可能にするそうです。また、ナビシステムを使用する場合、目的地までのルートや地形データを考慮し、最適なバッテリー走行をサポートするバッテリーマネジャーも採用されています。
トゥアレグRは、20インチのアロイホイールを標準装着し、ブラックスタイルのエクステリアに「R」のエンブレムが施されます。インテリアはRライン同様ヴィエナレザーにクリスタルグレイのスティッチング仕上げとなっています。
ハイブリッドモデルがオートメーカーの最もパワフルな車種となるのは、このトゥアレグRが初です。トゥアレグは、米国での販売が振るわず現在米国で販売はありません。日本でも、2019年に発表された3代目トゥアレグの導入が見送られています。VWは、トゥアレグRを2020年後半に発売する予定ですが、日本でも販売されるかは不明です。また、EVで特に気になる航続距離などのスペック、価格などの詳細は明かされていません。
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