Rolls Royceが顧客をラグジュアリーな世界へ没入させるアプリ「Whispers」を展開

Rolls Royceは、世界で最も豪華で高価な車を製造する自動車メーカーです。Rolls-RoyceはThe Private Officeという社内部署で、Rollsの顧客と1to1の関係を維持しています。同社は、The Private Officeを通じて顧客が多くの要望を抱えていることを知り、「Whispers」というアプリを展開しました。限られた会員しか利用できないというアプリについて、少し覗いてみましょう。

WhispersはRolls Royceが言うところの「その先にある魅力的な世界」へのデジタルな入口です。そこでは「稀少で素晴らしい製品とともにイノベーションをもたらす経験」を提供するとのこと。高級車の販売だけでなく、アプリによるサービスを通じて顧客の満足度向上を目指す取り組みです。

Rolls Royceによると、同社の顧客は「時間やお金といった共通の制約から解放されている」といいます。Rolls Royceが顧客の満足感を満たす能力において、顧客は「完全なる信頼」を置いているようです。顧客はRollsのコンシェルジュサービス、パーソナルショッパー、コンサルタントを利用して生活に役立てていますが、同社にはもっと多くのサービスを求めていました。

Rollsによると、顧客には「自身と似たような人々(顧客)とつながりたい」という要望があったとのこと。これに応えるために開発されたのがWhispersであり、お互いの趣味や車のコレクションを共有しやすくすることを目的としています。Whispersは2年以上前に、世界中にいる顧客の一部に対して提供されました。Whispersは試験段階で進化・適応しながら、英国、欧州、中東、北米で展開されています。

会員はRolls Royceの車を所有している人に限られています。Whispersのユーザーができることとしては、自分専用のサーキットの設計・建設といったことが可能なようです。ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団の個人公演の予約もできるほか、他にもさまざまな経験が提供されます。Whispersは「世界で最も排他的なメンバーズクラブ」と表現できるでしょう。

林 汰久也

愛知県在住 28歳。ハウスメーカーの営業を経て、ITベンチャー企業のメディア事業に参画。現在は退職し、フリーのライターとして活動中。マツダRX-8、シトロエンC4を乗り継ぎ、現在は2010年式スバル フォレスターに落ち着く。

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