これがBMW初のEVセダン!「Concept i4」のティーザー映像を公開

BMWは、完全EVモデル「Gran Coupe」 について、いくつかの重要なヒントを提示しました。この新型車はBMW初の完全EVセダンで、来月上旬のジュネーブ・モーターショー2020で正式デビューする予定です。

当然ながら、BMWはこの発表に関して誇張を避けています。「BMW Concept i4は、走りの楽しさを広げる新時代の到来を告げています。BMWが誇るダイナミックなエクセレンスに新たな一面を加え、現代的でエレガントなスポーティーデザインに4ドアのGran Coupeの広さと実用性を融合させ、同時に排気ガスをゼロにしました。」と、トーンはやや抑えめ。

「Concept i4」のティザー映像。滑らかなルーフラインを備えたクーペタイプのセダンだ。

とはいえ、「Concept i4」の発表と、それに続くと予想される「BMW i4」の生産・販売は、同社にとって大きな出来事だと言って差し支えないでしょう。これまで同社のEV化戦略はかなり細分化されてきました。一部の主力モデルではプラグインハイブリッド車が用意されてきましたが、EVの「i3」やハイブリッドの「i8」など野心的なモデルも存在します。

しかし、自動車業界全体がガソリンから電気に移行するにつれ、その線引きはますます持続不可能に見えてきました。EVを中心とするBMWの販売戦略は、同社のeDriveシステムの第5世代を採用する電気SUV「iX3」から本格的に始まります。このシステムは、電気モーター、高性能リチウムイオンバッテリー、システムエレクトロニクスをひとつのユニットにまとめたものです。

モーター、バッテリー、コンピューターを組み合わせたeDriveシステム。現在は第4世代に当たり、「X5」などのPHVモデルに採用されている。

その結果、より小型軽量で効率的なパッケージングになったとBMWは主張しています。実際、モーター出力と駆動システム効率は、従来のeDriveと比較して約30%改善されているとのこと。モーターの出力を自由に切り替えることができ、全輪駆動、前輪駆動、後輪駆動、ハイブリッド駆動などにフレキシブルに対応できます。

BMWがConcept i4で何をしようとしているのかはまだわかりません。これまでのところ、車の全体的な形を示したティザー映像があるだけです。実際、この映像を見ただけでは、同社の一般的なガソリンエンジン搭載モデルとして認知(誤解)される可能性もありますが、それは決して悪いことではないと思います。EV特有のスタイリングに抵抗を覚えるユーザーも少なくないからです。

これまでにBMWは、i4に390kW(530hp)のパワーユニットを搭載することを表明しています。時速0~62マイル(0~100km/h)加速で約4.0秒、最高速度は時速124マイル(200km/h)以上と十分なパフォーマンスを備えます。新型の80kWhバッテリーでは、WLTP(欧州の燃費・電費基準)で約600km走行できるとのこと。ジュネーブ・モーターショー2020での発表を楽しみに待ちましょう。

林 汰久也

愛知県在住 28歳。ハウスメーカーの営業を経て、ITベンチャー企業のメディア事業に参画。現在は退職し、フリーのライターとして活動中。マツダRX-8、シトロエンC4を乗り継ぎ、現在は2010年式スバル フォレスターに落ち着く。

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