Mercedes-Maybach GLS600 発表:贅を極めた最上級SUV

Maybach(マイバッハ) ブランドからは初となるSUV。その真価は?

現在、Mercedesからはさまざまな高級SUVが販売されていますが、そのなかでも「最上級」の名にふさわしい車が2019年11月に発表されました。その名も『Mercedes-Maybach GLS600 4MATIC』。Maybachからは初となるSUVの登場です。

Maybachは独 Daimler 社のサブブランドで、Mercedes-BenzのSクラスなどをベースにした高級車を製造しています。その最新モデルが、今回ご紹介するこちらのSUVなのですが、「オフロードを制する車」というよりは「贅を極めた存在」と言えるでしょう。

Maybach ならではの上品さと気遣い

ツートンのボディからは Maybach のイメージにそぐわぬ上品さが漂う。

Mercedes-Maybach GLS600 4MATIC のベースとなっているのは、言うまでもなくMercedes-Benz GLSです。同じ車両をベースにしたモデルは、別ブランドのAMGからもすでに発表されています。Mercedes-AMG GLS63は、603hpのエンジンを搭載し、23インチ鍛造合金ホイール(オプション)を履いた6~7人乗りのSUV。GLSの走行性能を突き詰めたモデルです。

しかし、Mercedes-Maybachの場合、GLS600 4MATICのアプローチは少し異なります。フロントグリルはMaybach特有の印象的な縦のライン。ボンネットにはMercedes-Benzの象徴であるスリーポインテッド・スターが輝いています。Maybachのロゴが誇らしげに描かれたランニングボード(サイドステップ)を備えており、乗降時には車高も自動的に下がるため、より優雅に乗り降りできるようになっています。

サイドウィンドウの周りやマフラーには、クロムがあしらわれています。また、ボディカラーはツートンのオプション設定があるほか、ホイールは22インチと23インチから選べます。

走りを追求するAMG GLS63とは異なり、ラグジュアリーを極めたモデルと言えるだろう。

SUVの車格を活かした、ゆとりあるリアシート

内装はさらに豪華です。ベース車両は6人乗りですが、3列目のシートはなく、代わりに十分なスペースを持つ4人乗り仕様となっています。2つのリアシートはリクライニング機能を備え、パッド入りのナッパレザーがダッシュボードなどに施されています。

旅客機のファーストクラスを思わせる、ゆとりのある居住空間。運転席ではなく、リアシートに座るための車だ。

開閉機能付きのパノラマサンルーフと、ヒーター、ベンチレーター(換気装置。座面の温度を下げる効果がある)を備えたマッサージシートも標準です。後部には独立エアコンが装備され、ラゲッジルームと居住空間のあいだにはしっかりとした仕切りがあります。オプションとして、後部に固定式のセンターコンソールと折りたたみテーブル、そして冷蔵庫も装備することができます。パフュームアトマイザー機能によりMercedes-Maybach専用の香りを楽しみながら、シャンパンを嗜むのもいいかもしれません(もちろん運転手付きで)。

開放感のある車内空間

0→100km/h 加速4.8秒!走行性能にも抜かりはない

Mercedes-Maybach GLS600 4MATIC に搭載されている4.0リッターのbiturbo V8エンジン用には新しいMaybachドライブプログラムが追加され、よりスムーズな走行が可能になりました。スペックは以下の通り。

  • 最高出力:550hp
  • 最大トルク:538lb-ft(729Nm)

さらに48ボルトのマイルドハイブリッドシステムによるEQブースト機能を搭載し、上記スペックに最大21hp、184lb-ft(249Nm)のパワーを追加することが可能です。

これにより、約2.8tの巨体を4.8秒で100km/hまで加速させ、最高時速は210km/hに達します。最も大きいクラスのSUVでありながら、スポーツカー並みの加速力を誇る、まさにスーパーラグジュアリーカーと言えるでしょう。

過熱する超高級SUVの市場に新たなる刺客の登場だ。

日本市場への投入は?

中国の広州モーターショーで発表されたことからも、 GLS600 4MATIC が中国を主な市場と捉えていることが伺えます。結局のところ、 Maybachのような高級ブランドにとって中国の富裕層は、きわめて重要な顧客と言えるでしょう。

とはいえ、日本で発売されないということではなさそうです。Mercedesによると、2020年後半には北米市場に投入される予定で、価格もその時期に発表される見込みです。日本での展開も同じような時期になるでしょう。Maybach初のSUVに出会える日が待ち遠しいです。

林 汰久也

愛知県在住29歳/ハウスメーカーの営業を経て、IT系ベンチャーのメディア事業に参画。2020年よりフリーのライターとして活動開始/愛車遍歴:マツダ『RX-8』⇒シトロエン『C4』⇒スバル『フォレスター』&ホンダ『クロスカブ50』/ゲームはPS派だが、最近ゲーミングPCが欲しいと思っている。

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