ランボルギーニは、最新のオフロード・スーパーカー「Huracán Sterrato(ウラカン ステラート)」のティーザー画像をひっそりと公開しました。公開された1分14秒の動画と6枚のティーザー画像には、2019年に発表された「Huracán STO V10」のオフロード仕様「Sterrato」コンセプトの市販モデルと思われるウラカン ステラート。「Beyond the Concrete」と題されたのみです。ランボルギーニのオフロードといえば、当然、伝説のミリタリー系SUV「LM002」や、全輪駆動を標準装備した現代の「ウルス」が思い浮かびますが、ウラカン ステラートは、これまでで最も風変わりで、最も高性能な現代のランボとなり得るものとして、コンセプトから市販モデルへと移行しています。
以前にランボルギーニが公開した「ウラカン EVO」をベースにしたワンオフのラリーマシン「ウラカン ステラート」はインターネットを炎上させました。市販のEVOと同じく自然吸気の5.2リットルV型10気筒エンジンを搭載し、最高出力は640hp。ステアリング、サスペンション、トランスミッション、ペダルフィール、ブレーキを積極的に調整し、テレパシーのようなハンドリングを実現する電子頭脳LDVI(Lamborghini Dinamica Veicolo Integrata)が搭載されています。
トラクションの低い路面に対応するためにLDVIソフトウェアが更新され、ウラカン ステラートは舗装されていない道でも、問題なく走ることができるようになったのです。47mm引き上げられたサスペンションと、カスタムタイヤを履いた20インチホイールが装着されています。標準車よりもフロントアプローチアングルを1%、デパーチャーアングルを6.5%向上させ、走破性を向上しました。さらに、30ミリ幅の前後トレッド、アンダーボディのスキッドプレート、アルミニウム製フロアパネル、4点式ハーネス付きカーボンファイバースポーツシートなどを装備しています。
スタイル的には、ウラカン ステラート市販モデルは、ブラックプラスチックのクラッディングとフロントのLEDラリーライトなどが、コンセプトと非常によく似ています。コンセプトに採用されていたルーフマウントLEDライトバーは装備されていませんが、ラリーを思わせるルーフレールを残しています。ウラカン ステラートは2022年後半に正式デビューと予想され、今後数週間のうちにさらなる情報を公開されるとみられています。
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