キャデラックは同ブランド初となる電気自動車(EV)セダン「Celestiq(セレスティック)」のコンセプトを公開しました。セレスティクは、1957年のエルドラド・ブロアムや戦前のV型16気筒エンジンを搭載した客車のデザインにインスパイアされたハンドメイドの電気自動車セダンです。
キャデラックは2030年までに現在の内燃機関車のほとんどを廃止するという目標を掲げ、今年5月にはキャデラック初のEVである、SUVタイプ「Lyriq(リリック)」の受注を開始しました。セレスティックはリリックと同様、GMのアルティウム・プラットフォームをベースに作られています。
車内では、ダッシュボードいっぱいに広がる55インチのLEDディスプレイ、タッチスクリーンのセンターコンソール、後部座席の乗客用のディスプレイスクリーンなどが最大の特徴です。また、赤い革張りのシート、本物のウッドパネル、本物のメタルトリムなど、本物志向のハイエンドな空間を演出しています。 キャデラックカラー&トリムのクリエイティブデザイナーであるLaetitia Lopez(レティシア・ロペス)氏は、「最高級の本物の素材、卓越したディテール、そして先進のテクノロジーによって、お客様の五感を刺激し、車とのつながりを生み出すためには、あらゆる面で考え直さなければなりませんでした」と語っています。
また、乗員が4つの異なる設定で照明をカスタマイズできるスマート・ガラス・ルーフや、GMウルトラ・クルーズというハンドフリー自動操縦技術など、最新の機能が搭載される予定です。
キャデラック・セレスティクは、著名な建築家Eero Saarinen(エーロ・サーリネン)氏が設計したミシガン州のGMグローバル・テクニカル・センターで製造される予定です。キャデラックは、セレスティックの生産時期や価格は明らかにしていませんが、同社のラインナップの中で「これまでで最も先進的なクルマ」になるそうです。
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