Apple既存サプライヤー、Apple Car製造委託の受注を獲得できるか

Appleが製造する自動車への期待が高まる中、Appleの既存サプライヤーの一部はすでにAppleの自動車製造の役割を獲得しようと躍起になっている可能性があるとの報道があります。台湾メディアDigiTimesによると、台湾企業Foxconnと中国企業Luxshare Precision(ルクスシェア・プレシジョン)という2つの有名なサプライヤーが、Appleが自動車製造の候補の1つになっているようです。両社とも自動車市場に独自の進出を果たしており、Foxconnは世界最大のiPhone組み立て企業としてAppleと長年の関係を築いています。一方、AirPodsの製造を担うLuxshareは、現在、中国の奇瑞(Chery、チェリー)と電気自動車(EV)の製造に協力することで合意をしています。

基本的に、Appleはこの2社とすでに素晴らしい関係を築いており、両社がEVの世界に進出していることを考えると、Appleが長年培ってきたパートナーシップにこだわるのは理にかなっていると言えるでしょう。しかし、今回DigiTimesによる報道から判断するには、FoxconnとLuxshareも安心してはいられないでしょう。

DigiTimesによると、AppleはLuxshareやFoxconnではなく、韓国自動車メーカーのHyundai Motor(ヒョンデ自動車)やカナダのMagna International(マグナ・インターナショナル)を主要サプライヤーに選ぶと複数の情報筋が指摘しているとのことです。このようなビジネスの動きは、Appleが地理的に離れた拠点でサプライヤーを有することになります。

ここで注目すべきは、Foxconnは、ヒョンデ自動車とマグナ・インターナショナルとと比較してEV市場での経験が少ないということです。FoxconnはAppleと豊かな歴史を持っていますが、EV市場での実績に乏しいFoxconnは、長い目で見ると不利になる可能性があるのです。しかし、この経験不足を補うために、FoxconnとLuxshareの両方が、Apple車が本格的に生産される前に、EV市場での実績を積む計画をしているという報道もあります。

現在、アナリストはApple Carが今後数年のうちに、おそらく2023年か2024年に生産が開始されると予想しています。それでもなお、DigiTimesは、多くの中国系自動車メーカーや中国のスマートフォン・メーカーが自動車製造事業に向けて進出していることにも注目しています。このことは、FoxconnとLuxshareの両社がAppleの自動車製造の受注を得るのをさらに厳しくさせる可能性があります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。