フィスカー EVクロスオーバーSUV「PEAR」の予約受付を開始

米Fisker(フィスカー)は、同社2モデル目のフルEVとなる「PEAR」の予約を開始しました。フィスカーの最初のフルEVモデルである「Ocean」の納車が開始されるのは今年11月の予定な上、Pearに関しても現時点では1分弱のティーザー動画と画像1枚が公開されているだけで、価格以外の情報は明かされていません。

PEARは、2023年後半に生産開始、2024年に納車予定と、まだ先ですが、29,900ドル(約344万円)からの車両価格を約束していることを考えると、早い時期に予約する価値は十分にあると考える人は少なくないでしょう。「Personal Electric Automotive Revolution(パーソナル・エレクトリック・オートモーティブ・レボリューション)」の頭文字から名づけかれたPearは、大人5人が乗れるコンパクトSUV。これが、3万ドル以下のベース価格というのは確かに魅力的です。

フィスカーは、PEARで「直感的な操作、スポーティな走行、賢い収納、業界初へのこだわり」を備えた手頃なEVを約束しており、価格面ではこの約束を実現しています。ちなみに、フィスカーの初代フルEVであるOceanは、フロントマウントの電気モーター1基、275馬力、サステナビリティに配慮したインテリアを備え、車両価格を37,499ドル(約432万円)からで提供されています。

Oceanの製造はオーストリアのメーカー、Magna Steyr(マグナ・シュタイヤー)が担い、ヨーロッパで生産されます。一方、PEARの製造を請け負うのは、Foxconnで、アメリカのオハイオ州で生産が開始される予定です。ここで重要なのは、Foxconnが2021年秋にゼネラルモーターズからLordstown(ローズタウン)の組立工場を購入し、そこでローズタウンのEVピックアップトラック「Endurance(エンデュランス)」を生産しているということでしょう。PEARも同様に、Lordstown工場で生産されるかどうかは明らかにされていませんが、これがPEARの低価格設定に関係しているかもしれません。

フィスカーは2024年までに最初のPearを納車することを約束しており、興味のある購入者はフィスカーの公式ウェブページで予約できます。予約には、250ドル(約28,800円)の手付金が必要です。

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