フェラーリ『F8スパイダー』をチューニング ノビテック製コンプリートカー登場

ドイツのチューニングメーカーであるノビテック(Novitec)は、フェラーリ『F8スパイダー』のコンプリートカーを発表しました。3.9L V8ツインターボエンジンの出力は802馬力にまで高められ、0-97km/h加速はノーマルより0.3秒速い2.6秒を達成しています。

ノビテック製の「N-Tronic」モジュールを投入し、電子制御式ブーストコントロール、インジェクションマッピング、イグニッションなどをチューニング。その結果、最高出力は802馬力、最大トルクは897Nmとなり、ノーマルのF8スパイダーと比べて91馬力と127Nmのパワーアップに成功。

この強力なV8エンジンに加えて、2ピースのフロントスポイラー、カーボンフラップ、カーボンリップスポイラーをはじめとするカーボンファイバー・ボディキットを装備しています。また、リアウイングやダックテール・リアスポイラーも用意されており、仕上げはボディカラー同色とカーボンファイバーの2パターンから選択することができます。

エンジンカバーやリアディフューザー、ドアハンドル、サイドミラーなどもノビテック独自の仕様となっています。フロント21インチ、リア22インチの鍛造ホイールにパフォーマンスタイヤを装着し、足回りの印象を引き締めています。さらに、フロント油圧式サスペンションシステムも標準装備。駐車場やスピードバンプで車体に傷がつかないよう、フロントを最大40mm高くすることができます。

車高を上げたままにしておいても、時速80kmに達すると自動的に元の高さに戻ります。なお、ノビテック製のスポーツスプリングをオプションで選択すると、35mm低い車高にすることができます。

インテリアにはレザーやアルカンターラを使用し、豊富なカラーバリエーションが用意されています。価格は現時点では不明ですが、希少なコンプリートカーとなるでしょう。

林 汰久也

愛知県在住29歳/ハウスメーカーの営業を経て、IT系ベンチャーのメディア事業に参画。2020年よりフリーのライターとして活動開始/愛車遍歴:マツダ『RX-8』⇒シトロエン『C4』⇒スバル『フォレスター』&ホンダ『クロスカブ50』/ゲームはPS派だが、最近ゲーミングPCが欲しいと思っている。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です