TRD(トヨタ・レーシング・デベロップメント)は、『GR 86』向けの「GRパーツコンセプト」と「GRパーツ」を発表しました。アグレッシブなパーツを装着した2台のコンセプトモデルが公開されています。
GRパーツコンセプトには、レーシングカーにインスパイアされたさまざまなパーツが装備されています。トヨタによると、カスタムされた吸排気システムにより、さらなるパワーが得られるとのこと。フロントエンドにはラムエアインテークを備え、新しいリップスポイラーとエアカナードがダウンフォースを向上させています。
43mm拡幅したワイドフェンダーにはエアアウトレットが設けられ、ワイドなルックスと優れた空力特性を実現。また、カーボンファイバー製のサイドスカート、リアフェンダー上のエアインテーク、リアディフューザー、そしてGT風のリアウィングを採用しています。さらに、純正よりもワイドな19インチ鍛造アルミホイールを装着しています。
GRパーツコンセプトは、総合的にサーキット走行に重点を置いたキットと言えるでしょう。
一方のGRパーツは、フロントリップ、サイドスカート、カスタムリアバンパー、ダックテール型リアスポイラーが装着されたストリートファイターモデルです。ドアバイザーが付いていることや、フューエルカバーのデザインもGRパーツコンセプトと異なるポイントです。
足まわりには、調整式コイルオーバーサスペンション、19インチのTRDホイール、GRモノブロック・ブレーキキャリパー、ベンチローターを装備。リアにはクワッドテールパイプのTRDエキゾーストシステムが採用されています。
パワートレインについては言及されていませんが、標準モデルと同じ2.4Lのボクサー4気筒を搭載し、最高出力228hp、最大トルク250Nmを発揮すると思われます。サーキット向けのGRパーツコンセプトでは、カスタムされた吸排気システムにより、250hp前後に達する可能性もあります。
新型GR 86は秋頃に発売される予定です。今回のコンセプトのようなTRDパーツが販売されるかどうかは不明ですが、カスタムやドレスアップを楽しみたいユーザーの期待は膨らむでしょう。
コメントを残す