SUV最速!ポルシェ『カイエン・クーペ』の高性能モデル、ニュル北コースで記録更新

ポルシェがまもなく発売する『カイエン・クーペ』の高性能モデルは、去る6月14日にニュルブルクリンクのラップレコードに挑戦し、2019年にアウディ『RS Q8』が記録した7分42秒253を超えました。テストドライバーのラース・カーンが運転するカイエンの最新モデルは、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェの20.832kmの全周で、7分38秒925を記録。市販SUV最速となりました。

ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェをアタックするポルシェ『カイエン・クーペ』の高性能モデル

ニュルブルクリンクの公式ランキングでは、カイエンは「SUV、オフロード車、バン、ピックアップ」のカテゴリーに入ります。ハンドルを握ったラース・カーンは次のように語っています。

「Hohe Acht(ホーエアハト:高速S字区間)とEiskurve(アイスクルフェ:上りの左コーナー)の間のような高速カーブでは、ふらつきもなく、アンダーステア傾向もなく、電光石火で方向転換しました。このカイエンでノルドシュライフェを走っていると、自分が本当に広々としたSUVに座っているのか確認するために振り返ってみたくなります」

記録更新時のオンボードカメラの映像

ポルシェ・カイエンの7分38秒というラップレコードは、スーパーカー並みの数字であり、SUVであるということを忘れさせる驚異的なものです。これまで7分38秒を記録しているのは、フェラーリ『458イタリア』、レクサス『LFA』、シボレー『コルベットC6 ZR1』、日産『GT-R』、ランボルギーニ『ガヤルド・スーパーレッジェーラLP570-4』など錚々たるメンツです。

カイエンの製品ライン担当副社長であるシュテファン・ヴェックバッハは次のように述べています。

「このカイエンは最高のパフォーマンスを発揮するモデルです。開発にあたってはオンロード性能に焦点を当てました。カイエン・ターボ・クーペをベースにしていますが、縦方向と横方向のダイナミクスを最大限に発揮できるよう、よりシステマティックに設計されています」

ベースとなっているのは「ターボ・クーペ」ですが、この最新モデルにはまだ名前がついていません。ポルシェは近日中に市販仕様を発表する予定で、ターボエンジンは600hp以上を発生していると述べています。ポルシェはまた、『911 GT3』の脅威となるであろう0-97km/h加速のタイムを示唆しました。自然吸気の4.0Lフラット6を搭載する911 GT3は、0-97km/h加速を3.2秒で達成しますが、これに近いタイムをカイエンで叩き出すのかもしれません。

ニュルブルクリンクの記録を更新したカイエン・クーペは、専用の22インチホイールにピレリ製P-Zero Corsaタイヤを装着し、グリップ力を高めています。最新モデルの発売日はまだ発表されていませんが、SUV最速モデルとして、今年の後半にデビューすることが期待されます。

林 汰久也

愛知県在住29歳/ハウスメーカーの営業を経て、IT系ベンチャーのメディア事業に参画。2020年よりフリーのライターとして活動開始/愛車遍歴:マツダ『RX-8』⇒シトロエン『C4』⇒スバル『フォレスター』&ホンダ『クロスカブ50』/ゲームはPS派だが、最近ゲーミングPCが欲しいと思っている。

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