テスラ、新たに7,000台以上のリコール発表 米国 シートベルトの固定について

自動車メーカーはリコールと無縁ではありません。時には、欠陥のある部品が使われていたり、ミスにより乗員に危険を及ぼす可能性のある部品を作ってしまったりすることがあります。このような場合、自動車メーカーはリコールを実施し、乗員の安全を守ります。今回、EVメーカー大手のテスラは、米国で販売する『モデル3』および『モデルY』で2つのリコールを発表しました。

テスラ『モデルY』

一方のリコールで対象となるのは、モデル3の2018年から2020年のイヤーモデルと、モデルYの2019年から2021年のイヤーモデルの5,530台(米国)。両車種とも、フロントシートのシートベルトをBピラーに固定するファスナーが、正しく取り付けられていない可能性があるとのこと。

もう一方のリコールでは、2列目シートのシートベルトのリトラクターを固定するファスナーが正しく取り付けられていない可能性があるとされており、対象となるのは2019年から2021年モデルのモデルY、2,166台です。

NHTSA(米国運輸省道路交通安全局)に対するテスラの報告によると、いずれの不具合についても、関連した事故や負傷者は発生していないとされています。リコールでは各車両のファスナーを点検し、必要に応じて交換されます。

テスラによると、点検でBピラーのネジ山に損傷が見つかった場合、修理か交換を行うとのことです。今回の問題が発生した経緯については、組立工程において作業員がシートベルトファスナーを固定する際、必要な量のトルクと角度を得られなかったためとされています。

テスラは今月2日、ブレーキキャリパーの固定の緩みについても米国で約8,000台のリコールを発表しています。

林 汰久也

愛知県在住29歳/ハウスメーカーの営業を経て、IT系ベンチャーのメディア事業に参画。2020年よりフリーのライターとして活動開始/愛車遍歴:マツダ『RX-8』⇒シトロエン『C4』⇒スバル『フォレスター』&ホンダ『クロスカブ50』/ゲームはPS派だが、最近ゲーミングPCが欲しいと思っている。

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