モナコで公開された『A110』の特別仕様車が鮮やかすぎた

アルピーヌは21日、『A110』の特別仕様車「xフェリペ・パントン」を発表しました。アルゼンチンのアーティスト、フェリペ・パントンが考案したグラフィックが施されている限定モデルです。F1モナコGPを前に、アルピーヌのF1ドライバーであるフェルナンド・アロンソがパントンとともにモナコの市街地サーキットを走り、その「作品」を披露しました。

フェリペ・パントンは、「A110についての私のアイデアは、『ウルトラダイナミズム』の感覚を呼び起こすことです。視覚的なスピード感は、私が何年もかけて研究してきたことであり、このクルマでは、その素晴らしいエクステリアデザインを強調することができたと感じています」とコメント。

アルピーヌ『A110 xフェリペ・パントン』 アーティストのパントン氏は、このような鮮やかな色使いの作品を数多く発表している。

グラフィックはビニールラップではなく、すべて手作業で行われ、完成までに数週間を要しました。手作業で塗装されたため、グラフィックは1台毎に微妙な違いがあります。アルピーヌはこのA110 xフェリペ・パントンを4台製作しましたが、販売されるのは3台のみで、価格は125,000ユーロ(1,669万円)からとなっています。

セールスおよびマーケティング担当副社長であるセドリック・ジャルネルは、次のように述べています。

「フェリペ・パントンは、アルピーヌとの2度目のコラボレーションを通じて、その才能の大きさを改めて示してくれました。配色、幾何学的な形状、光学的な効果により、A110は新たな光を放ち、躍動感を増しています」

ベースとなっているのはA110 Sで、1.8Lのターボエンジンを搭載して292馬力を発揮。0-97km/h加速は4.4秒、最高速度は250km/hに達します。2度のワールドチャンピオンに輝いたフェルナンド・アロンソがハンドルを握るこのクルマは、モナコの街を華麗に駆け抜けたに違いありません。

アルピーヌは、この最新作は「サーキットファンというよりも、コレクターや美しいものを愛する人々に向けたもの」であるとしています。アルピーヌのディーラーに行っても、誰もが購入できるわけではありません。購入にあたっての「条件」は、改めて告知されるとのことです。

林 汰久也

愛知県在住29歳/ハウスメーカーの営業を経て、IT系ベンチャーのメディア事業に参画。2020年よりフリーのライターとして活動開始/愛車遍歴:マツダ『RX-8』⇒シトロエン『C4』⇒スバル『フォレスター』&ホンダ『クロスカブ50』/ゲームはPS派だが、最近ゲーミングPCが欲しいと思っている。

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