クルマに好きな名前をつけられる?イタリアの新興メーカーが最新スーパーカーを披露

イタリアの自動車業界では、トリノを拠点とする新興自動車メーカーFVフランジヴェントと、その最新作であるスーパーカー『ソルパッソ(Sorpasso)』が話題になっています。FVフランジヴェントというメーカーには聞き覚えがないかもしれませんが、同社は2015年に1,000馬力のスーパーカーコンセプト『Asfanè DieciDieci』を発表して注目を集めました。

2017年、FVフランジヴェントは、フロントシートの間にアクアリウム(水槽)を装備した、地中海にインスパイアされた完全電動のスーパーカー『シャルロット・ロードスター』をモナコで披露したこともあります。しかし、最新モデルのソルパッソでは、顧客に車名を付ける機会を提供することで、差別化を図ろうとしています。

FVフランジヴェント『ソルパッソ』

ソルパッソには、「ストラダーレ」と「GTXX」という2つのモデルがあります。ストラダーレはエルメス・グレーの塗装で仕上げられた標準仕様で、GTXXはツートンカラーが施されたサーキット仕様です。顧客は購入時に「GTXX」の2つの「X」を数字と文字の組み合わせに変更することができ、真のオーダーメイドのスーパーカーを実現するというものです。

さらに、それだけではありません。ストラダーレとGTXXの両方を購入した顧客は、同モデルのカスタム仕様をデザインすることができます。FVフランジヴェントのデザイナーやエンジニアと30日間にわたって共同作業を行い、ワンオフ車を製作することができるのです。

ソルパッソ・ストラダーレは、自然吸気V10エンジンを搭載し、610馬力を発揮します。一方、ソルパッソGTXXは、スーパーチャージャー付きのV10エンジンを搭載し、850馬力のパワーを4輪に伝達。0-97km/h加速2.9秒、最高速度344km/hに達します。ランボルギーニ『ウラカンEvo』と同じくらいの加速力ですが、最高速度はソルパッソが上回ります。

FVフランジヴェント『ソルパッソ』

内装にはトリノの高級アルカンターラを使用していますが、注目すべきは人工知能を搭載したドライビングアシスタント(オプション)です。FVフランジヴェント社は、このデジタルアシスタントが、人間の乗員に話しかけるような自然言語による会話ができるとしています。

価格や生産台数については不明ですが、AWDとAIアシスタントを搭載したカスタマイズ可能なV10スーパーカーは、決して安いものではないでしょう。FVフランジヴェントによれば、最初の納車は2021年7月末近くに始まるといいます。

林 汰久也

愛知県在住29歳/ハウスメーカーの営業を経て、IT系ベンチャーのメディア事業に参画。2020年よりフリーのライターとして活動開始/愛車遍歴はマツダ『RX-8』⇒シトロエン『C4』⇒スバル『フォレスター』(今ここ)/ゲームはPS派だが、最近ゲーミングPCが欲しいと思っている。

コメント