象徴的なスポーツカーメーカーであるポルシェとその親会社フォルクスワーゲングループが、F1参戦を検討しているという興味深い話が浮上しています。2025年に導入が予定されているF1の次期エンジン規制が同社の目標を満たしていれば、F1に参戦する可能性があると報じられています。
ポルシェ・モータースポーツのフリッツ・エンツィンガー副社長は、規制がサステナビリティ(持続可能性)の面、特にeフューエル(合成燃料)に焦点を当てたものであれば、F1は「大きな関心事」になるだろうと語りました。グリーンであることが確認されれば、詳細に評価し、さらなるステップを検討するとしています。
F1では、通常の化石燃料による環境への影響を懸念し、カーボンニュートラルな燃料であるeフューエルの採用を検討しています。eフューエルにはいくつかの種類があり、バイオマスから作られたバイオ燃料や、大気中の炭素を回収する工業プロセスで製造された完全合成燃料などが挙げられます。
F1関係者は、ポルシェが新エンジン規制の議論に参加していることを認めています。ポルシェがF1に参戦し、メルセデスやフェラーリといった大手メーカーを相手にするのは非常に興味深いことです。
F1は2030年までにカーボンニュートラルを目指しています。情報筋によると、もしVWグループがF1参戦を決定した場合、ポルシェかアウディのどちらかが参戦することになるとされています。どちらのブランドもF1以外のモータースポーツにおいて積極的に活動しています。
興味深い可能性としては、ポルシェ(またはアウディ)とレッドブルが提携することでしょう。ホンダは今季限りでF1から撤退すると発表していますが、レッドブルは2024年末までホンダ製エンジンの使用を継続します。2025年以降はVWグループのエンジンが搭載されることになるかもしれません。
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