3年間の無償メンテナンスで新車に付加価値を:Hyundaiが地味ながら魅力的なサービスを開始

Hyundai(ヒュンダイ/現代自動車)は、新車に3年間の無償メンテナンスを付加すると発表しました。2020年モデルのHyundaiの新車を購入したり、レンタル(リース)したりすれば、無償点検が受けられます。3年間または36,000マイル(約5.7万km)の無償メンテナンスプログラムには、工場でのオイル交換やフィルター交換、タイヤのローテーションが含まれています。

Hyundai/Kiaといった韓国勢は北米で安定した人気を持ち、日本勢とも激しく競争している。

同社によると、サービスエンジニアは純正フィルターとQuaker State(米のオイルメーカー)製のオイルを使うとのこと。車のオーナーやリース業者を、再びディーラーに呼び込むことは、すべての自動車メーカーにとって重要なことです。オーナーをディーラーに足を運ぶようになれば、販売スタッフとの接点が増え、新しいモデルを紹介するきっかけにもなります。

メンテナンスを面倒に思うオーナーも、「無償ならば」とディーラーに足を運ぶ機会が増えそうだ。

無償メンテナンスは、まさにそうしたきっかけ作りを狙っているようです。オイル交換やタイヤのローテーションは、メーカーにとって低コストで提供できるサービスです。加えて、現在販売しているIoniq EV(アイオニックEV)のような電気自動車は、エンジン搭載車と違ってオイルを使用しないため、タイヤのローテーションだけで済みます。

2020年モデルのIoniqは航続距離が長く、170マイル(約270km)のEV走行が可能です。旧モデルと比べて37%も向上していますが、Tesla Model SとModel3のよりはずっと低い数値です。その性能や価格帯からしても、Ioniqのライバルは日産リーフでしょう。

Ioniqのパワートレーンは最高出力134馬力、最大トルク218lb-ft(295Nm)を有し、100kWの高速充電器を使えば54分間で80%までバッテリーを充電できます。Hyundaiは、2020年モデルの「Ioniq SE」の価格を33,045ドル(約363万円)に、限定仕様車は38,615ドル(約424万円)に設定。リーフの31,600ドル(約347万円)と競合することは間違いないでしょう。無料メンテナンスという武器を手に、Hyundaiは北米でのさらなるシェア拡大を狙っています。

 

林 汰久也

愛知県在住 28歳。ハウスメーカーの営業を経て、ITベンチャー企業のメディア事業に参画。現在は退職し、フリーのライターとして活動中。マツダRX-8、シトロエンC4を乗り継ぎ、現在は2010年式スバル フォレスターに落ち着く。

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