トヨタは、第2世代の燃料電池電気自動車『ミライ』の詳細を米国で発表しました。初代と比較して、第2世代の最も大きな改良点の1つは、大幅な低価格化です。2021年モデルのミライは4万9500ドル(516万円)からで、9000ドル(93万円)以上安くなりました。
価格が下がった一方で、航続距離が30%伸びており、「XLE」グレードではEPAサイクルで647kmに達します。もう一つの大きな特徴は、購入およびリースで最大15,000ドル(156万円)分の水素燃料を無料で提供することです(初代と同じ)。
新型ミライは、レクサス『LS』と同じ後輪駆動のGA-Lプラットフォームをベースに、「印象的なデザイン、最先端のテクノロジー、より魅力的な走行性能、EPA推定航続距離の大幅な延長」を実現。19インチホイールを標準装備し、ボディはより低く、長く、広くなっています。
4輪独立懸架サスペンションを採用し、ハンドリングと俊敏性を向上させるとともに、快適な乗り心地を実現しています。後輪駆動にすることで水素貯蔵量を増やすことができ、航続距離の延長に貢献。もちろん、トヨタ最新の運転支援システム「セーフティセンス2.5+」を搭載し、全速ダイナミックレーダークルーズコントロール、自動緊急ブレーキ、レーンキープアシストなどを備えています。
ボディカラーは全5色。その他、オートレベリング・バイビームLEDヘッドライト、デイタイム・ランニングライト、クリアランスライトなどを標準装備。サイドマーカーもLED、テールランプもLED。サイドミラーは電動格納式でヒーター付き。インテリアでは、8インチのデジタルメーターや12.3インチのタッチスクリーンディスプレイを装備しています。
グレードは4万9500ドル(516万円)の「XLE」と66,000ドル(689万円)の「リミテッド」の2種類。
トヨタは米国で大型商用トラックの実証実験を重ねるなど、水素燃料電池車の開発と普及に取り組んでいます。最近ではホンダやシェルと協力し、米カリフォルニア州で水素燃料の供給インフラを拡大すると発表しています。
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