アメリカでは毎年、国産部品が最も多く使われているクルマを示すランキングが発表されています。2020年は、アメ車の中で最も米国産部品が多いのはフォード「レンジャー(Ranger)」でした。レンジャーは、部品の70%をアメリカとカナダ国内で調達しています。2位はGM傘下のシボレー「カマロ」で、国産部品の使用率は66%に上ります。
GMは、同使用率が64%の「コルベット」を含む数台が上位にランクインしています。シボレーのピックアップトラック「コロラド」とGMC「キャニオン」は64%で、コルベットと並んで3位同率。4位のジープ「チェロキー」は69%ですが、FCAグループ(英ロンドン)傘下であることを理由にランクダウン。
フォードからは、国産部品比率55%を誇る3.0LのSUV「エクスプローラー」が5位にランクイン。同率で、キャデラックの「CT4」と「CT5」、そしてテスラの「モデルS」と「モデルY」が並んでいます。ほか、上位には「マスタング」の5.0Lと2.3Lモデル(いずれも51%)がランクインしました。
また、フォードの代表的なピックアップトラックである5.0L V8搭載の「F-150」は50%となっています。興味深いことに、アキュラ「TLX」は70%と高い使用率を誇っていますが、ホンダの本社がアメリカ国内にないため、「オデッセイ」、「パスポート」、「リッジライン」と並んで11位に位置しています。
ちなみに、最下位には使用率が0%のトヨタ車とレクサス車が多く並んでいます。
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