韓国のヒュンダイは、EV専門ブランドとして「アイオニック(Ioniq)」を立ち上げました。2015年に立ち上げた高級車ブランド「ジェネシス」と同様に、欧米での認知向上とシェア拡大を狙っています。
ヒュンダイのマーケティング責任者であるWonhong Cho氏は、次のように述べています。
「アイオニックブランドは、EVの顧客体験のパラダイムを変えるでしょう。コネクテッド技術を重視し、環境に優しいライフスタイルに不可欠な電動化体験を提供します」
ヒュンダイによると、アイオニックから今後4年間で3台の新型EVを発売する予定だといいます。
最初の1台は「アイオニック5」で、2019年のフランクフルトモーターショーで「ヒュンダイ45コンセプト」として公開されたクロスオーバーSUVです。ヒュンダイ初の乗用車「ポニー」にオマージュを捧げるモデルであり、来年には市販デビューすると予想されます。
続いて、2022年初頭に登場するのが「アイオニック6」で、コンセプトカー「プロフェシー・コンセプト」をベースにしています。このコンセプトは4ドアの高級EVセダンで、ポルシェ「タイカン」、テスラ「モデルS」、アウディ「eトロンGT」などと対抗するために開発されました。
最後に、大型SUVの「アイオニック7」によってEVのラインナップが完成します。2024年に登場予定のアイオニック7は、コンセプトカーをベースにしたものではありません。
これら3モデルはすべて、ヒュンダイのEV向けプラットフォーム「E-GMP(Electric Global Modular Platform)」を採用していますが、将来的にはスケートボード型プラットフォームを使用する計画もあります。
アイオニックブランドは、2025年までに少なくとも100万台のバッテリーEVの販売を計画しています。ジェネシスのように個別の販売店を必要とせず、ヒュンダイのガソリン車と並行して販売されるといいます。
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